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核兵器入門 星海社新書

多田将

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065309506
ISBN 10 : 4065309506
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

核兵器の脅威が現実化したウクライナ戦争後、核とは何かを改めて物理学的・軍事的・政治的に徹底解説。小泉悠氏・村野将氏との特別鼎談収録!

【著者紹介】
多田将著 : 素粒子物理学者。1970年大阪府生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。博士(理学)。京都大学化学研究所非常勤講師を経て、現在、高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所准教授。主に加速器を用いたニュートリノの研究で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • geshi

    広島サミットの日に読んでより意味を増した。物理学者による核兵器の分かりやすい解説と、国際政治学者との議論を通じ核兵器を考える書。図説も多く簡易な比喩を入れてあって核兵器を学ぶ入り口に見事になっている。国際政治の場で核兵器を使うという脅しと、いままで使われなかったことのギャップに何があるのかは、この先の核抑止を考えるうえで重要なのだろう。核兵器=恐い・絶対悪で思考を放棄することが一番の危険であり、脅威もリスクも正しく知ることこそが核抑止に繋がるという姿勢が真っ当で、これこそ啓蒙の一冊。

  • 紙狸

    2023年3月刊行。著者多田将さんは物理学者。巻末に収められた安全保障政策専門家、村野将さん、ロシア軍事専門家、小泉悠さんとの鼎談を読みたくて買った。大変充実した鼎談だった。村野さんは、アメリカの核兵器を巡る最新事情を、政策と軍隊の双方に目配りして語っている。小泉さんは、ロシアがウクライナで核の脅しをかけながら実際には使っていない理由を解説する。ロシアの将軍たちが核使用を想定していたのはアメリカとの戦争だったが、通常戦力で勝てるはずだったウクライナ相手に苦戦、という事態はそこからはずれている。

  • HaruNuevo

    多田先生の著作は追いかけられるものは追いかけている。大著『核兵器』も一通り拝読した。『核兵器』が兵器としての仕組みを技術的、理論的に解説したものであったのに対し、本作は、核兵器の原理、威力、被害の程度、原理、歴史、そして現代の政治、国防、リスクと、多面的にかつ平易に解説した一冊。 正しく理解し、正しくリスクを把握し、正しく恐れる、そのための一助となる1冊。何ヶ所か誤植があったのが残念。

  • いとう・しんご

    読友さんきかっけ。沖縄慰霊の日の翌日に手に取り、翌々日に読み終わりました。核のリスクに真剣に向き合うと奨めることが本書の締めくくりだけれど、単に南西諸島に自衛隊を展開してミサイル防衛網の強化しましたとか、防衛予算を増やしましたで片付く問題ではなないだろうな、と思いました。最終的には国内外への発信力の問題、言葉の問題だろうな、と思うのは自分が読書好きだからでしょうか。

  • パット長月

    核兵器に関する著者による理論的説明(1〜3)と核兵器と現在の国際政治に関する有識者三者の対談(4)の2部構成。前半は原子物理学のイロハのイのところから核兵器の威力、仕組みまで説明してくれ、素人がもちろん理解できるわけがないが、後半の対談を理解する予備知識というか、心構えのためのいくらか助けになる。キモは後半の対談と思うが、これが専門的で難しい。ただ、結論は相手に核兵器を使わせたくなければ、自ら核を使う覚悟と向き合うべし、ということ。反対・反対だけでは相手の思う壺なのだ。わからんでも国民皆読むべし、か。

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