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ISBN 10 : 4041167027
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ゆえあって天涯孤独で、村の図書廟で働く少女・珠月(しゅげつ)は、凶兆を鎮めるために、龍神である東海龍王に捧げる生贄に選ばれてしまう。
崖から海に投げ込まれる珠月だが、間一髪のところを龍王の末子・敖雷(ごうらい)に救われ、天界の竜宮で目を覚ます。
命は助かった珠月だが、敖雷の口から出たのはまさかの、三界を統べる主神・玉帝の後宮に入ってもらえないかという頼みだった。
敖雷ら兄弟は親の東海龍王から、「玉帝の後宮に各々が推薦する妃を立て、最も高い位まで登った妃を推薦した者に自分の跡を継がせる」と言われているという。
敖雷本人は跡目に全く興味はなく、親兄弟にも落ちこぼれの放蕩息子と見なされてはいるのだが、父の命に逆らうと殺されてしまうので、これ幸いと珠月に頼んでみたらしい。
本気で高位の妃を目指す必要はなく、頃合いを見て逃がすという約束で、珠月は後見人である敖雷と共に、牡丹の花仙人と身分を偽って天界の後宮に入ることに。
そこは華やかで美しく、摩訶不思議で、まさに天界の後宮という場所。
だが同時に、「玉範盤」に記された、厳格かつ不可解な十の決まりによって縛られており、一度入ったが最後、出られないという。
珠月と敖雷は協力して命がけの試練から生き延び、この後宮を脱出する方法を探ろうするが‥‥!?
妖しくも恐ろしい天界の後宮と玉帝の謎、そして2人がそれぞれ隠している「ある秘密」とは――。
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