温めれば、何度だってやり直せる チョコレートが変える「働く」と「稼ぐ」の未来

夏目浩次

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065347249
ISBN 10 : 4065347246
フォーマット
出版社
発行年月
2024年02月
日本
追加情報
:
200p;19

内容詳細

★借金1000万円から年商18億円へ
★「使えない」とレッテルを貼られた人たちに「居場所」ではなく「稼げる場所」を!
★チョコレートが切り開く凸凹ある誰もが活躍できる社会

世界各国のカカオや国内の様々な食材を組み合わせ、手作業で作られる色彩豊かなチョコレートが人気の「久遠チョコレート」。代表の夏目さんが「凸凹がある多様な人たちを誰一人取り残さず、かっこよく働ける場所を作りたい」という思いのもと、2014年、愛知県豊橋市で開業したこの店は、現在、北海道から鹿児島まで60の拠点を持つようになり、年商18憶円にまで成長。全国の企業や福祉事業所からビジネスに参画したいというオファーが殺到し、その問い合わせは、「ここで働きたい」という声も含めて年間1000件にも上る。たとえば俳優・松山ケンイチさんが手掛ける資源のアップサイクルブランドmomijiとのコラボもその1つ。

夏目さんがこだわるのは、障がいや生きづらさを抱える人たちに「居場所」ではなく「稼ぐ場所」を作ること。「リアルな所得があってこそ、リアルな生きがいは生まれる」という信念のもと、全国の障がい者の平均月給1万3000〜5000円という壁を打ち破り、その10倍以上の賃金を支払う「稼ぐ場所」を創出している。

ただ、久遠チョコレートが今の場所に辿り着くまでには、「絶対失敗する」と笑われたり、呆れられたことは数知れず。周囲に何度も迷惑をかけ、怒られ、バッシングを受けながらの挑戦が続いた。

この本で語られるのは、夏目さんの無謀ともいえる挑戦と、ぶつかり続けた壁と、次々と現れる課題を乗り越えるために絞り出された知恵と汗の物語。学歴も技術もキャリアも自信もお金なかった夏目さんが、世の中で「使えない」とされている人たちに「稼げる場所」を作ろう、と奮闘してきた道のりだ。そこには、逆境の中においても「無理だ」ではなく「どうしたらできるか」の逆算思考で組織を成長させるためのヒントと、1人ひとりの思考を柔軟にしてくれるアイディアがたくさんある。





【著者紹介】
夏目浩次 : 久遠チョコレート代表。1977年、愛知県豊橋市生まれ。大学・大学院でバリアフリー都市計画を学ぶ。2003年、愛知県豊橋市において、障がい者雇用の促進と低工賃からの脱却を目的とするパン工房「花園パン工房ラ・バルカ」を開業。1000万円の借金を抱えながらも、より多くの雇用を生み出すため、2014年、久遠チョコレートを立ち上げ、わずか10年で全国60拠点に拡大。「凸凹ある誰もが活躍し、稼げる社会」を目標に、障がい者を始め、生きづらさを抱える多くの人びとの就労促進を図りながら、美味しいチョコレート作りに奮闘する。その道のりが描かれたドキュメンタリー映画『チョコレートな人々』(東海テレビ)は全国上映され話題を呼ぶ。「第2回ジャパンSDGsアワード」にて、内閣官房長官賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • breguet4194q さん

    障がいの有無による「できる人/できない人」「使える人/使えない人」の隔たりを払拭し、スーパーフラットな社会を目指し、稼げる場所を提供しようとする姿と哲学は、本当に素晴らしいです。著者自身は大したことはしていないと言いますが、強靭な執念とバイタリティがないと、前進できない事業だと思います。ただ、そこまで障がい者と向き合うことになったキッカケをもう少し書いて欲しかったです。

  • けんとまん1007 さん

    思いを大切にすること。できるできないではなく、どうやってできるに近づくか。この2点がポイントでもあり、また、そこは自分が思っていることと同じなので、響くものがある。さらに、その根源にあることを考えると、二項対立に陥りがちな思考・思想ではないかと思う。簡単に白黒つけれるものではないのだが、二項対立によることで、考えることを放棄しているのではと思う。自分自身の思考の枠を、どうやって崩せるかを思うようにすることから。

  • ムーミン さん

    勇気、熱意、理想、少しでも多くの人が幸せに生きていける社会作りに、どれだけ本気になっているかのか。自問する時間になりました。

  • マカロニ マカロン さん

    個人の感想です:B。『チョコレート工場の秘密』(ロアルド・ダール)の読書会の参考本として、Audibleで聴いた。30代で「障がい者やその家族、子育てや介護中の人、性的マイノリティの人たちが「稼げる場所」を作りたいという思いでパン屋を開業したが、大赤字。パンは焼け焦げると売り物にならないが、チョコなら「温めれば何度だってやり直せる」し、付加価値も高いと豊橋市で『久遠チョコレート』を開業。現在全国に60拠点で約700人の人を雇用しているという。借金塗れになっても、チャンスを確実に捉えていくバイタリティが凄い

  • えすてい さん

    最近になってネット記事や週刊誌、カンブリア宮殿に取り上げられたことで認知度が上がりつつある久遠チョコレート。飽きっぽく負けず嫌いで喧嘩っ早い代表である著者の半生が綴られている。ここで評価すべきことは著者は福祉の専門家ではないことだ。福祉を専門に学び福祉業界に就職した人は商売に関しては全くのド素人であり(著者も最初は商売にはド素人だったが)、福祉施設や商品のPRもこの上なくダサいとXで障害者ネタを書いてるライターが酷評していた。福祉と商売の断絶は根深く固定観念は岩盤だ。それを久遠チョコレートは打破できるか?

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夏目浩次

久遠チョコレート代表。1977年、愛知県豊橋市生まれ。大学・大学院でバリアフリー都市計画を学ぶ。2003年、愛知県豊橋市において、障がい者雇用の促進と低工賃からの脱却を目的とするパン工房「花園パン工房ラ・バルカ」を開業。1000万円の借金を抱えながらも、より多くの雇用を生み出すため、2014年、久遠

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