はじめての動物地理学 なぜ北海道にヒグマで、本州はツキノワグマなの? 岩波ジュニアスタートブックス

増田隆一 (報道)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784000272476
ISBN 10 : 4000272470
フォーマット
出版社
発行年月
2022年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
126p;19

内容詳細

ゾウとサイとライオンがインドとアフリカにいるのはなぜ?コアラの祖先はアメリカ出身??本州にもヒグマがいた!?動物たちは大昔から地球のどこをどのように移動して今いる場所にたどりついたのでしょうか?

目次 : 第1章 なぜ北海道にヒグマで、本州はツキノワグマなの?―地域によって生息する動物の種類がちがう理由(クマの分布を調べたい/ ヒグマは大陸からやってきた? ほか)/ 第2章 新天地へ!コアラの祖先が生まれ故郷を出る―動物たちはどのように世界へ散らばったのか?(大陸が移動する?/ 大陸が分かれる?運命共同体ができる ほか)/ 第3章 カバとクジラは近い仲間?―動物地理学から進化を考える(進化とは新しい種ができること/ オタマジャクシからカエルへの変化は進化ではない! ほか)/ 第4章 動物地理学から、人間社会を考える(外来種となったアライグマ、アメリカミンク/ なぜアライグマが日本に? ほか)

【著者紹介】
増田隆一 : 1960年生まれ。北海道大学大学院理学研究院教授。北海道大学大学院修了、理学博士。取り組んでいる研究は、遺伝子から進化を探る動物地理学。特に、ヒグマがいつ、どんなルートで北海道へやってきたのか、札幌の都市ギツネがどのように街なかを移動し利用しているのか、を調べている。ヒグマと人の文化との関係を考えることも興味深い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まる子 さん

    動物地理学、なぜそこにしかいないのか?なんて考えた事はなかった。クマ以外にもキツネやサルなどの話もあり。ブラキストン線(動物の地理境界線)により、北海道と本州以南では津軽海峡を渡れるかどうかだったのか。「ニホン◯◯(サルとか)」と名のつく動物は北海道にはいない。寒い地域の動物は体温を上げるために大きく、北海道のヒグマは道南、道央、道北と微妙に違って道南より道北の方が大きめ。外来種は生態系を崩す事は知られているけれど、ペットも野生化すると外来種になる。自分の興味がなかった分野も知れば面白い😊

  • 宇宙猫 さん

    ★★★ 初心者にも分かり易い。子供にはとても良いと思う。

  • kokekko さん

    おすすめをいただいて。動物地理学というジャンルがあることを初めて知った。ベルクマンの法則(寒いところにいる種ほど、放熱の関係で他の種より体が大きくなる)、ブラキストン線(動物地理境界線、そこを超えられなかったため動物相が異なる海峡などのこと)など、知らない単語がいっぱいで楽しい。ジュニア向けの想定になっていたが、大人が新書のような感覚で読んでも面白いと思う。

  • とろまつ さん

    ヒグマは日本では北海道にしかいないのは何故か、サイやライオン、ゾウはアフリカとアジアにしかいない、何故動物たちは今そこにいるのか。動物地理学を中学生にも分かりやすい表現で教えてくれる本。後の世に残された痕跡から地球の歩みを紐解く、壮大なスケールの学問。今ここにいる不思議。イラストにほのぼの。

  • Aby さん

    アフリカで生まれた人類が世界中に拡散したように,人類以外の哺乳類も長い長い旅をして世界中に広がった.始まりは,大陸が繋がっていた頃から.動物も歩いて移動するが,大地も移動する.動物だけでなく,植物も種を飛ばしたり,動物にくっついて移動する.◆小学高学年向けくらいだが,好奇心を掻き立ててくれる.

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