Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• ゼロ

  読了日：2024/02/29

  17人のリアルな貧困生活を赤裸々に描いたルポ。勤勉に働き、ギャンブルやアルコールに溺れたわけではないのに、貧困から抜け出せずにいる。貧困に陥った要因がコロナ禍やリストラや震災によるもの。一度、正社員の道を下され、再起しようと試みるも派遣社員で食いつなぐ日々。フィクションであるので、面白いことが書いてあるわけじゃないが、明日は我が身と思い、真剣に読むことができた。ただ貧困生活に扶養内で働く人は外しても良いのではないか？また本としてのオチであったり、提言があるわけではなかったので、今ひとつ盛り上がりに欠けた。

• mazda

  読了日：2025/04/19

  「せめて人並みにくらしたい」、「貧乏暇なし」、「終わらない節約生活」といったタイトルが、本人たちのひっ迫状況を物語っています。 ある女性は、大学卒業後ある企業に内定をもらっていたのですが、東日本大震災の影響で半年入社延期となり、最終的には会社業績があがらず内定取り消しとなったそうです。これが全ての始まりで、正社員の道を諦め事務系派遣を選択せざるを得ませんでした。

• ちさと

  読了日：2025/07/15

  経済的に困窮している17人に行なった取材をまとめたもの。ここに登場する「川崎在住27歳正社員、年収290万円」みたいな人は、まだ、貧困だこんな低収入で彼女なんて出来るはずない！と悲観する必要もない気がするが、この国に明るい未来が見えない事が「自称貧乏」の原因の1つなのかも。後もう1つ、SNSを通して「配信だけでこれだけ儲けてます！」「FXで億行きました！」の様な、自分とそう変わらないはずの人達が「楽して」儲けて「華やかな」生活をしていると感じてしまう事も、自分が惨めに思ってしまう原因なのかもなと考えた。

• kamome46

  読了日：2023/09/18

  貧困のスパイラルに陥った人たちのルポ。読んでいて、これは辛いなぁ、とか、こういう状況はないっしょ、とかいう実情が多く報告されている。例えば、奨学金返済の悪夢、再開発事業の功罪、冠婚葬祭でとぶお金、病気にはなれない、とにかくガラが悪い職種、怪しい人がウヨウヨの職場、みたいなことだ。都営団地の不衛生や近所付き合いの悪さ、と言うのも憂鬱な気持ちになった。自分は、貧困は自己責任だけの問題ではないと思う。唐突だが、一人一人がもう少し時事や政経に主体的になることが必要だと思った。←オレのこと、なんだけどね。

• ごへいもち

  読了日：2024/04/10

  自己責任だなんて思わないよ。本当に何とかしてあげたい人ばかり。中にはもうちょっと節約したほうが後々楽なんじゃないかと思う人もいるけれど

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