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盤上遊戯の世界史 シルクロ-ド遊びの伝播

増川宏一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582468137
ISBN 10 : 4582468136
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2010
Japan

Content Description

囲碁、将棋、チェス、麻雀…。遊びの来歴を辿る旅。陸と海のシルクロードを伝って、盤上遊戯は人から人へと渡っていった。やがて奈良にいたる伝播の経路を検証し、人類の「遊び心」の壮大な歴史を描く。

【著者紹介】
増川宏一 : 1930年長崎市に生まれる。旧制甲南高等学校卒業。以来、将棋史および盤上遊戯史を研究。大英博物館リーディングルーム・メンバー、国際チェス史研究グループ会員、遊戯史学会会長、日本将棋連盟将棋歴史文化アドバイザー。第17回将棋ペンクラブ大賞特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • びっぐすとん

    図書館本。「正倉院展」で豪華な双六盤を見て、はるかシルクロードにも繋がる品だと感動した。ゲームからシルクロードを辿るということに興味を覚えて借りてみたが、ちょっと読みにくかった。ゲームの研究をしている人がいることは驚きだが、話にまとまりがなく、核心に迫った部分は案外少ない。ゲームごとにまとめて歴史、形状、ルール、地域による違いを説明してくれる方が分かりやすいのに。日本におけるゲームの説明は分かりやすかった。新石器時代からゲームがあったらしいこと、動物の踝の骨がサイコロになったことなどゲームも奥深い。

  • めぐみこ

    まず盤上遊戯が豊富なことに驚いた。聞いたこともない遊戯がいっぱい。本文内での説明ではルール等のイメージが掴めず、内容が把握しづらい所もあったのが残念。ちゃんと勉強して出直して来いってことかな。意外なところにルーツがあったりして伝播のルートや歴史は興味深かった。

  • ポルターガイスト

    内容自体はとても面白そうだが「東西交流」と「ゲーム」のふたつの焦点があるせいで全体として話があっちこっちに飛んで印象が薄くなっている。どちらの本としても成功していないのでは。トランプはいいとしてもポロなんかは明らかに収録すべきではないと思う(スポーツだろう)。最終章だけは日本にターゲットが絞られていたので理解しやすかった。この分野をもっと体系的に学びたいと思った。写真が多いのはよかった。

  • いぬかいつまき

    ホイジンガが人間を「ホモ=ルーデンス」だと提唱したように、人間文化と遊戯とは切り離せない存在である。古代文明発祥地のエジプトやメソポタミアやギリシアや中国で生まれた盤上遊戯は、所謂シルクロードと呼ばれる交易路を往復する商人や船員を媒介としてユーラシア大陸中に広まっていく。文化や宗教が異なれども、遊戯はその土地土地に受容され、風土に合わせて変質し、新たな遊戯を生み出して土着する。インド発祥のチャトランガが中国では象棋に、日本では将棋へと姿を変えたのはその好例。今後も遊戯は異文化理解の第一歩でありうるだろう。

  • kozawa

    色々なボードゲームの類の歴史。面白く読めた。ある地方にあるゲームが受容されて一方が受容されないときに「明確な理由」があるとは限らないとは思うけれど。

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