基本情報
内容詳細
40年以上前にA.I.Kapandji氏によって着想され執筆された「機能解剖学」は、その当時まで解剖学の書籍のなかで小さくしか取り上げられていなかった生体力学を論じている。このインパクトのおかげで、解剖学の各書物は、今日無視できない科学となっている運動器の機能の側面について大きく頁を割いて述べている。この第7版第3巻は脊椎・体幹・頭部を取り扱い、以下のテーマについて新しいシェーマとテキストが付け加えられている。分娩の異なる段階での大腿骨の肢位の役割。質量、重量そして重心の概念。重心の合成。関節の過剰柔軟性。普遍的な経済原則と普遍的な過剰原則。本書は、医学部学生、リハビリテーション分野の学生、そして運動器の機能についての知識を深めたいと望む現役の内科医や外科医などを対象としている。
目次 : 第1章 脊椎の全体/ 第2章 骨盤帯/ 第3章 腰椎/ 第4章 胸椎/ 第5章 頸椎/ 第6章 頭部
【著者紹介】
アダルベール・カパンジー : 整形外科医としての、手外科医としての、そしていくつかの国際学会の会員としての長いキャリアの後、現在13カ国語に翻訳されている「機能解剖学―運動器の生理学」3巻の改訂に多くの時間を費やしてきた
塩田悦仁 : 1978年鹿児島大学医学部卒業。同年九州大学医学部整形外科学教室入局。1985年医学博士号取得(九州大学)。1985〜1987年フランス政府給費留学生としてパリ大学レモン・ポワンカレ病院留学。1990年福岡県済生会八幡総合病院整形外科部長。1998年福岡大学筑紫病院整形外科助教授。2001年フランス整形災害外科学会正会員。2004年福岡大学筑紫病院整形外科部長。2009年福岡大学医学部整形外科学教室准教授。2010年福岡大学病院リハビリテーション科教授。2014年第16回日仏整形外科学会(SOFJO)会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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