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だから知ってほしい「宗教2世」問題

塚田穂高

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480843302
ISBN 10 : 4480843302
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

いまも、多くの「宗教2世」が悩み苦しんでいる。何が問題で、どうすればいいのか?ジャーナリスト、研究者、弁護士ら専門家と当事者たち計40名以上が寄稿。この問題の解決へ向けて、総力を挙げて取り組んだ、全国民必読の書!

目次 : 第1部 「宗教2世」問題、その核心と解決への道―分析・対策編(「宗教2世」問題の基礎知識/ カルト問題のなかの2世問題/ 統一教会と2世問題/ 2世に対する統一協会の法的責任/ エホバの証人の「宗教2世」問題―教団史的な観点からの考察 ほか)/ 第2部 私たちの声を聞いてほしい―当事者・実践編(私はなぜ「宗教2世」を描くか/ 創価学会幹部の家に生まれ育った私/ 宗教2世の経験を詩にのせて生きる/ 宗教2世のための自助グループ―その実践と課題/ 2世からの回復―音声SNSを活用したピアサポートの試み ほか)

【著者紹介】
塚田穂高 : 1980年生。上越教育大学大学院准教授。専門は宗教社会学。日本の新宗教運動、宗教と政治、政教分離問題、カルト問題、宗教教育などの研究に取り組む

鈴木エイト : 1968年生。ジャーナリスト。『やや日刊カルト新聞』主筆

藤倉善郎 : 1974年生。ジャーナリスト。『やや日刊カルト新聞』主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • てくてく

    物心つく前に親が信仰する宗教が日常生活に大きく影響を及ぼしている宗教2世の問題について、前半は研究者や支援に関わってきた人たちが問題などを指摘し、後半は当事者自らが発言している重厚な一冊。親が信仰や宗教の自由を享受していた、あるいは消極的にではあれその信仰や宗教を受け入れたことと、その子どもの進行や宗教の自由を親とは別のものとして守ることの難しさや宗教2世が親や家族の宗教と決別することがそれまでのコミュニティや世界からの排除を意味する深刻なものであることなど、いろいろ考えさせられた。

  • どら猫さとっち

    昨年起きた安倍晋三元首相の銃撃事件は、山上徹也被告の母が旧統一教会の信者てあったことが動機だった。そしてそのことから、「宗教2世」という言葉がクローズアップされた。山上被告以外にも、宗教2世の問題や悩みを抱えている人は数多くいる。ジャーナリスト、研究者に弁護士など、宗教2世問題に携わっている専門家たちと、宗教2世当事者たちのメッセージを集めた一冊。切実な痛みと苦しみが伝わってくる、考えさせられずにはいられない。

  • Aby

    「信じない自由」.まだ終わっていない問題.子供は弱者であり,弱者を守るという観点からの仕組みが必要.

  • Kooheysan

    「宗教2世」問題の、性質・範囲/構造・背景/解決の方途/当事者の想いと彼らのこの問題への取り組み方を包括的に網羅した作品。法律の問題(現在の法律を基にした対応、新法の問題点からフランスのセクト規制法の解説まで)、支援の実態(行政の支援など)、メディアの取り上げ方の問題や家族(信田さよこさんの解説もあります)の問題といった分析・対策の記述はもちろんのこと、当事者の皆さんの思いや向き合い方まで、正直この本の熱量に圧倒されます。現代の社会問題として向き合うための最初の一冊としてぜひ手に取って頂ければと思います。

  • huchang

    安倍晋三襲撃の犯人の母は統一教会信者、兄は自死していたと知った時、同情と衝撃で天を仰いでしまったのだが、6歳ほど年下の同僚がだからって酷くない?信じられないなどと言っていたのも衝撃だった。学生時代、カルト・自己啓発系・新宗教系サークルへの注意喚起が当たり前だったが、割とすぐに断絶していた。なんかね、私ですらこの理解されなさがショックだった。当事者の寄る辺なさ、衝撃の大きさたるや…というのが胸に迫るような本だった。繰り返し語られなければならない。当事者を置き去りにしてはならないが、矢面に立たせてはならない。

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