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江戸のあかり ナタネ油の旅と都市の夜

塚本学

User Review :5.0
(1)

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784001106466
ISBN 10 : 4001106469
Format
Books
Publisher
Release Date
February/1990
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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漫画家の一ノ関圭と日本近世史家の塚本学に...

投稿日:2021/03/17 (水)

漫画家の一ノ関圭と日本近世史家の塚本学による絵本。 淀川べりの田畑で育てられた菜花が、海を越え“江戸のあかり”になるまでの道のりを描いている。 惚れ惚れするほど美しい絵は、読者の心を江戸時代へいざなうことに成功している。

哲 さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ♪みどりpiyopiyo♪

    淀川べりの田、今の大阪の市街地。江戸のあかりの話は、稲を刈り取った後のこの場面からはじまります… ■この絵本むちゃむちゃ面白かった☆ 江戸時代の農工商業〜運送業〜家内制手工業や華々しい娯楽産業、事務に営業、役所や帳場、そして人々の日常のあかりまで様々なことが分かります。■春の風物詩 一面の菜の花畑って、近世にあかりが普及したからこその景色だったのね。浮世絵に描かれた 近海を行く沢山の船の背景も実感できますし、人の流れも分かります。■時代小説がお好きな人にもお薦めです。面白いから読んでみて✩⡱(1990年)

  • 天の川

    再読。内容の濃さもさることながら、今回は一ノ関圭の挿絵に注目。見開きページに大きく描かれた一枚一枚が凄い。農作業、菜種油を絞る作業場、菱垣廻船の内部、漆黒の海の向こうの灯台。江戸で売りさばかれた菜種油の灯は、旅籠、縁日、遊郭、歌舞伎小屋、富裕な商家、そして貧しい長屋それぞれを照らす。その光はそれぞれに質感が違い、そこに生きる人々を浮かび上がらせる。子ども向けではないけれど、良い絵本だと思う。企画の途中でシリーズが終わっているのが残念。

  • とよぽん

    1990年第1刷。「歴史を旅する絵本シリーズ」の一つ。大阪の淀川の流域で菜花を栽培し、ナタネ油を搾取するところから始まる物語。船で江戸に運び、都市の生活に灯りとして使われる。ナタネ油を作る作業、運搬する作業の苦労を、一ノ関圭さんの絵が巧みに表現している。江戸の人々の表情も生き生きと描かれている。かなり参考文献に当たって書かれた文のようで、縄文時代から日本の光源の歴史をまとめた一覧表まで巻末にある。さすが、「歴史を旅する絵本」と銘打った知の絵本だ。そして、電気エネルギーのありがたさに感慨深く読了。

  • たまきら

    素晴らしい絵本です。とにかく美しい色に感動しながら読みました。寒い中夜なべする母親と熟睡する子供たちの絵に涙が…

  • Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】

    昔の灯について、想像が膨らみ歴史の勉強にもなるとてもよい絵本。

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