東大講義録 文明を解く 2 知価社会の構造分析 日経ビジネス人文庫

堺屋太一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784532195656
ISBN 10 : 4532195659
フォーマット
発行年月
2010年12月
日本
追加情報
:
15cm,259p

内容詳細

中国の急成長と欧米の停滞、そして日本の衰退―。その根本原因は何で、どのような基本的変化が起こっているのか。世界の知価社会化が進む中で、変われずに苦しんでいる日本。そして知価社会にふさわしい制度と価値観とは。日本を復活させる唯一の道を提言する。

目次 : 第2部 知価社会の構造分析(知価革命で何が起こったか/ 近代の常識が衰退した、バブルとその後遺症/ 知価の特性―可変的、不測的、貯蔵不可/ 知価は普及する/ 知価社会における組織と帰属、そして好縁社会の予兆)

【著者紹介】
堺屋太一 : 作家、元経済企画庁長官。1935年大阪府生まれ。60年東京大学経済学部卒業後、通商産業省(現・経済産業省)入省。62年の通商白書で「水平分業論」を展開して注目され、70年には日本万国博覧会を手がけた。78年同省を退官し、作家としての執筆活動を開始。98年7月から2000年12月まで、小渕恵三内閣、森喜朗内閣で経済企画庁長官を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • べっち さん

    ★★★★▲ たくさんの物を欲しがる規格大量生産の社会から量ではなく主観的満足を求める社会へとかわりつつある。しかし、日本は近代工業社会からまだ抜け出せていない。これから世界で主要なプレーヤーであり続けるためには知恵創りのできる人材の育成、環境が必要。規制が多く自由が奪われている日本では、アメリカのような自由な環境が必要なのかもしれない。最近では、起業やクラウドファンディング、3Dプリンターなどの台頭で徐々に知価革命が進んでいると私は思う。筆者の知価革命が進むと出生率が上がるという理論はよくわからなかった。

  • より さん

    ★★

  • ahrsgrim さん

    現在の日本の社会構造とこれから政治がどうあるべきかを政策に重点において論じている。2002年に講義したものとは思えないくらい、現在の社会を的確に予想していることにびっくり。歴史は繰り返す、ということが間違いではないことを思わせる。

  • はるゆう さん

    本書で述べられている通り、規格大量生産品における日本の競争力は落ちてきているし、官僚主導による計画経済(?)が行き詰っている、という主張はよくわかる。では、次は何なんだろうか。著者は産業を4つに分類して(p157)、これからは「時間産業」が成長すると指摘している(p160)。要は、物質的なものではなく、娯楽・サービスのようなもので個人の生活を精神的に豊かにする産業、ということなのだろうか。そういった新しい産業は、需要・供給どっちが先なのかわからないけど、潜在的なニーズはありそう。マーケティングが大切かな。

  • Tsutomu Yamamura さん

    上下の下巻。規格大量生産の時代は終わり、情報産業など知価創造社会がすでに出現しているのだ、日本は知価社会にふさわしい制度と価値観を創り出す必要がある、との同じ主張が繰り返し説明されます。講義録でなく、普通の本であれば、もっと整理して編集するのだろうと思います。気がつかないようなデータや事例の指摘も多く、視野を広げてくれます。ときに、この種の本を読むことは大事だと思います。

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人物・団体紹介

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堺屋太一

1935年、大阪府生まれ。東京大学経済学部卒業。通商産業省(現経済産業省)に入省し、日本万国博覧会を企画、開催したほか、沖縄海洋博覧会や「サンシャイン計画」を推進した。在職中の75年、『油断!』で作家デビュー。78年に退官し、執筆、講演、イベントプロデュースを行う。予測小説の分野を拓き、経済、文明評

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