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自閉スペクトラム症の人たちが生きる新しい世界 Unmasking Autism

堀越英美

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784798184586
ISBN 10 : 4798184586
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

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米Amazon高評価★★★★★1,500件以上
社会に適合するために無理に「普通」を装い、自分を見失っている方へ
本当の自分を見つけて、自分らしく生きるための本!

原題の「アン・マスキング(Unmasking)」とは、自閉症的な特徴を隠し、社会に適合するために表面的な仮面を取り去るという意味。
自らが当事者であり、そのことに誇りをもつアメリカの若手社会心理学者が、自信の体験をベースに自閉スペクトラム症の人々が自分自身を受け入れるまでの過程を描きだします。

・ASDだけでなく、発達障害で苦しむすべての人に読んでもらいたい1冊
・自分に自信を持つための書き込み式エクササイズつき

【第一章】ASD(自閉スペクトラム症)とは何か
ASDのバーンアウト(燃え尽き)/ASDの神経学的側面/ASD者は危険にさらされている/ASDは多様である/なぜASDといえば「鉄道好きの白人少年」なのか/ASDの推奨用語・非推奨用語

【第二章】どういう人が仮面ASD者になるのか?
「女性のASD」によく見られる特徴/言語能力が高く、外向的なASD/「高機能」なASD/仮面ASD者との出会いとコミュニティで居場所を見つけるということ

【第三章】仮面の研究
切り替えが難しい―クリスタルの場合/オタク趣味を隠して強く見せる―ティモテウスの場合/「大人」のふりをする/「お行儀良く」することによる二重の苦しみ

【第四章】仮面がもたらす犠牲
ギフテッドの期待から逃れたくて―ドリアンの場合/「ロボット」のようになりたい/解離―脳内自分ワールドに入り込む/デジタルの世界に逃避/メディアが作るASD=「ムカつく天才」というイメージ

【第五章】ASDをとらえ直す
ASDのステレオタイプを再構成する/ASDの特性を肯定的に言い換える/敏感さが仕事に役立つ/ピート・バーンズが好き―クララの場合/特別な興味の効用/自分の価値観を再発見する

【第六章】ASDに合わせた生活を構築する
成功したインフルエンサーの素顔/ASDの感覚に合わせてインテリアをデザインする/特別な興味に没頭して回復する/ペースを落とそう/自分の好きなことを、自分なりの形で

【第七章】ASDらしい人間関係を育む
他人からの否定的な反応にひるまない/自己開示が合理的なのはどのような場合か/仮面を外した友情を育む/本当に優しい人を遠ざけない

【第八章】ニューロダイバーシティを世界に広げるには
必要なのは社会の変化/障害者に対する法的保護の拡大/神経多様性に関する公教育・専門教育の拡大/だれもが仮面を外せる世界に

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【著者紹介】
デヴォン・プライス : 社会心理学者、博士、作家、シカゴ・ロヨラ大学助教授。自閉スペクトラム症の当事者でもある。オハイオ州立大学で心理学と政治学の学士号を取得後、シカゴ・ロヨラ大学で応用社会心理学の修士号、博士号を取得。学術雑誌での論文発表と並行して一般メディアでも活躍。イリノイ州シカゴ在住

堀越英美 : 文筆家。早稲田大学第一文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 踊る猫

    もちろんこれはアメリカの著者の本であり、したがって本書を「まるっと」日本の発達障害をめぐる状況に応用・適用させるのは無理がある(福祉の環境や著者が紹介する文化全般の知識について、などなど)。ただそれでもこの本が実に微細に・ていねいに発達障害者が陥りがちな難題(ひと口で整理すれば「過剰適応」の無理がたたって自分を見失い、ストレスでつぶれるということになろうか)を解きほぐし、発達障害者に「あなたのままでいい」「自分らしく生きていい(そうするしかない)」と諭してくれているその姿勢は注目したい。ぜひ燃え尽きる前に

  • まぁいっか

    ABAは当事者からは不人気と知れたことは良かった。効果があるとかないとかは定型発達者からの視点に過ぎない。

  • ソーシャ

    ASDかつFtM当事者の社会心理学者が、ニューロダイバーシティの観点から、自閉スペクトラム症の擬態(カモフラージュ)や代償が起こる社会的背景と、それをやめることによる効用について論じた本。全体としては当事者としての立場から色々役に立つ考え方も書かれているのですが、ところどころ「えっ」となる箇所もあり、特にABAに対する批判が強烈です。(日本でこの本に書かれている方法を使っている人はいないとは言わないまでも少数だと思う)あと、著者はやけに日本のゲームに詳しいですね。

  • luckyair

    この本はASDの人たちが示す行動や特性を、古いレッテルではなくポジティブな言い換えで紹介していて、とても印象的だった。ASD者によく見られる「健全な行動」のリストからは、これまで「特異」と見なされがちだった特徴の裏に強みや合理性があることが伝わってくる。この本を通して、ニューロダイバーシティ(神経多様性)の社会的意義の大きさをあらためて学んだ。さまざまな神経傾向を持つ人々が生きやすい社会を目指すことは、誰にとっても力を発揮しやすい環境につながり、社会の進化と言えるだろう。★★★

  • yuko0611

    とても個人的でありながら社会的。これまで読んできた当事者本の中で一番触発力が高い気がした。読んでよかった。

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