基本情報
内容詳細
窓とは、いったいなんだろう。眺めずにはいられない大聖堂の薔薇窓、木造家の古窓、いつも持ち歩く心の窓枠…マチスは闇を、プルーストは不思議な絵画を見つめていた。覗きこむほどに、見知らぬ自分が見えてくる。世界を一変させた「窓」を訪ねる二十五篇。
目次 : 嵐の夜に君を思うこと/ 対象のつかの間の、不安定な印象/ 光はノックもせずに入ってくる/ 風になった光/ 窓と扉のあいだで/ あの家の山の櫟林をミイ、キレイダナア―/ エスカルゴの匂う部屋/ 青い闇のある風景/ 世界の生成に立ち会う窓/ 闇だけが広がっていた/ あれの意味を知ってますか/ その金色の衣のなかで/ 虚妄の窓の向こうへ/ 胸をかきむしるほど透明な窓/ 誰が箱男ではなかったのか/ 球状の窓/ 韻を踏んだ四行詩/ 世界の初期設定/ 輸入された鼠/ 語りの高い窓から/ 配水管と避難梯子の先にある空の下で/ 薬包紙の啓示/ 私は窓を愛しつづけた、窓に凭れて。/ 肩にとまった時間/ そのうちに逢ふのです
【著者紹介】
堀江敏幸 : 1964年、岐阜県生まれ。「熊の敷石」で芥川龍之介賞、『雪沼とその周辺』で谷崎潤一郎賞、『正弦曲線』で読売文学賞、『その姿の消し方』で野間文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ユーザーレビュー
投稿日:2021/07/12 (月)
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KAZOO さん
読了日:2019/11/25
佐島楓 さん
読了日:2019/11/17
aika さん
読了日:2022/02/28
TSUBASA さん
読了日:2020/03/18
プル さん
読了日:2019/12/01
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人物・団体紹介
堀江敏幸
1964.1.3〜。作家。岐阜県生まれ。1999年『おぱらばん』で三島由紀夫賞、2001年「熊の敷石」で芥川龍之介賞、2003年「スタンス・ドット」で川端康成文学賞、2004年同作収録の『雪沼とその周辺』で谷崎潤一郎賞、木山捷平文学賞、2006年『河岸忘日抄』、2010年『正弦曲線』で読売文学賞、2
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