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キッチン・テルちゃん なまけもの繁盛記 角川文庫

堀川アサコ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041130087
ISBN 10 : 4041130085
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

新卒で入った会社を1年で辞め、無気力に過ごしていた28歳の米田亜美。親戚の紹介で受けたお惣菜屋の採用面接で、いかに「働くのがキライ」か力説した亜美だったが、店長のテルちゃんに気に入られ、アルバイトとして働きはじめる。いつもメンチカツを買っていく青年や、噂話が好きな社長夫人と接したり、夏の新メニューを提案したり、嫌なはずの仕事が意外と楽しいかも!?自分に合った働き方を見つける、令和のお仕事小説。

【著者紹介】
堀川アサコ : 1964年青森県生まれ。2006年『闇鏡』で第18回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。『幻想郵便局』がベストセラーとなり、以降、「幻想」シリーズで人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 5 よういち

    親戚の紹介で受けたお惣菜屋さんのバイトの採用面接で採用されたくなくて、如何に自分が働くのがキライなのかを力説するが、意に反して店長のテルちゃんに採用されてしまう。◆お仕事小説ということであるが、仕事よりもそのお店を訪れる個性あるお客さんや、クセの強い店長テルちゃん、そして商店街の人たちと触れ合う日々が描かれる。ほのぼのしてて好きな展開だったんだけど、なんでメンチ君をそんな設定にしちゃったのかなぁと、そこが残念だったところ。

  • ぶんこ

    仕事が嫌いと面接で言う亜美さんでしたが、キッチン・テルちゃんの店主に気に入られ働き始める。といってもレジで、料理は作らない。至って普通の働きぶりの亜美さんにしか見えない。ただ、キッチンに来る人たちが一癖も二癖もある人ばかり。亜美さんの好奇心旺盛というか、野次馬気質が好みではないのと、登場人物に魅力的な人がいない。キッチン店主のテルさんが、高校時代からの一目惚れの彼女加代さんに頼まれると嬉々として出かけたり、それを一緒に働く妻にも気づかれているのに思いやらないテルさんと加代さんにモヤモヤしたまま読了。

  • Karl Heintz Schneider

    「わたし、働くのがキライなんです。」採用面接の場で、そう言い放った28歳の米田亜美。不採用になりたくて、そう言ったのに・・・。それを聞いた、店長のテルちゃんこと太田照彦は「あんた、気に入ったー!米田さん、採用でーす!」もうこの時点で面白くなりそうな予感。冒頭からワクワクさせてくれる本は久しぶりだ。嫌々ながら働き始めた亜美だったが、お店の人たちや常連客と触れ合ううちに、あれ?仕事って意外と楽しいかも。徐々に変わってゆく姿に、こちらまで嬉しくなってしまう。

  • のんちゃん

    亜美は働く事に嫌気が差し新卒1年目で会社を退職。自らを怠け者と称している。そんな彼女が伯母の紹介で惣菜屋の面接に行き自分の怠け者気質をぶちまけたのに、そこの店長夫妻になぜか気に入られ店員になる事に。働き始めるとここの仕事は楽しくて、と言う話。店長夫婦と店の常連さん達と彼女が繰り広げる、ちょっとドタバタ劇の様な物語。今作でも堀川節は健在で随所で声を出して笑ってしまった。でも堀川作品はその笑いの裏にいつも人生の哀楽を滲ませている。だから、書店で作者の名を見かけるとつい手に取ってしまうんだよなぁ。面白かった!

  • ベローチェのひととき

    妻から廻ってきた本。主人公は新卒で入った会社を1年で辞め、その後のらりくらりと生きている亜美。親戚の紹介で受けた惣菜屋の面接で、働くのが嫌いと力説したが店長のテルちゃんに気に入られ働き始める。常連さんが変わった人達ばかりで読んでいて面白かった。それにしてもテルちゃんと加代さんと早智子さんの心境がよくわからなかった。私の人生経験不足である。

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