じいじが迷子になっちゃった あなたへと続く家族と戦争の物語

城戸久枝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784036450909
ISBN 10 : 4036450905
フォーマット
出版社
発行年月
2019年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
185p;22

内容詳細

著者の父・城戸幹は、一九四五年八月に日本が戦争に負けたあと、中国にたったひとりで残されました。中国人の養母に引きとられて孫玉福となり、大きな愛のもとで育った城戸幹は、多くの困難にも決してくじけず、二十五年後に日本へ帰国を果たします。数々の受賞に輝く傑作ノンフィクション『あの戦争から遠く離れて』で、父・幹の半生を十年かけてたどった著者が、母となり、子へと家族の歴史を語りつぐ。

目次 : プロローグ じいじが迷子になっちゃったお話/ 第1章 戦争のおわり、物語のはじまり/ 第2章 ぼくはいったい、だれ?/ 第3章 帰りたい、帰れない/ 第4章 じいじがあなたのじいじになるまでの物語/ エピローグ 小さな家族の物語から、あなたの物語へ

【著者紹介】
城戸久枝 : 1976年、愛媛県松山市生まれ、伊予市育ち。徳島大学総合科学部卒業。出版社勤務を経てノンフィクションライター。『あの戦争から遠く離れて―私につながる歴史をたどる旅』(2007年/情報センター出版局。現在は新潮文庫刊)で大宅壮一ノンフィクション賞、講談社ノンフィクション賞ほか受賞。一児の母で、戦争の記憶を次の世代に語りつぐことをライフワークとするほか、子どもをめぐる食環境についても、取材を重ねている

羽尻利門 : 1980年、兵庫県生まれ、京都育ち。立命館大学国際関係学部卒業。基礎演習の発表テーマは「中国残留孤児」。在学中に香港中文大学へ留学。卒業後は商社マンとして、日中間の食品ビジネスに従事した。のちにイラストレーターに転身。2006年、第7回インターナショナル・イラストレーション・コンペティションで優秀賞受賞。絵本に『夏がきた』(あすなろ書房/2019年IBBY選定バリアフリー児童図書)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • chiaki さん

    中国残留孤児として初めて日本に還った城戸幹さん(じいじ)の体験を、その娘が自身の子どもに語る…という戦争物語。ソ連の攻撃から逃れるため、家族と生き別れになってしまった三歳の幹は、幸いにも子どもを望む中国人の女性のもとへ。孫玉福として後25年間大切に育てられる。日本鬼子と罵られたり、公安局から自身の国籍を追及されたりする中で芽生えるアイデンティティー。日本人として生きることを選択した城戸さんの苦悩は計り知れない。育ての親である淑琴さんとの別れには思わず涙ぐんでしまう。子どもたちに是非読んでもらいたい一冊!

  • かおりんご さん

    児童書。タイトルを見た時は、「おじいちゃんが、ボケてしまって迷子になったのか?」と思いましたが、以前読んだことのある中国残留孤児の話の子供向け版でした。中国残留孤児という言葉も、もう過去の話になっている昨今。こういう本を子供に読み聞かせしたり、紹介したりすることは大事ではないかと思いました。

  • 頼ちゃん さん

    小さい子に語りかける形になっているので、子どもにもわかりやすい。こういう事実を知らない子どもも多いだろうから、読んで欲しい。育てのお母さんの気持ちが辛い。

  • てぃうり さん

    一番初めの中国残留孤児のお話。産みの親より育ての親、ではないのかなと疑問に思った。が、その立場でない私には分からない境地。じいじが日本に帰らなかったらこのお母さんもお孫さんもこの世にはいなかったのだから。 歴史に翻弄されながら生き抜いた人々の強さの凄さに感動した。 戦争は罪。

  • サラサラココ さん

    小2、残留孤児のお話、あまり自ら手に取らないかなと思い、読み聞かせ。

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人物・団体紹介

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城戸久枝

1976年、愛媛県松山市生まれ、伊予市育ち。徳島大学総合科学部卒業。大学在学中の97年に中国・吉林大学に国費留学。出版社勤務を経て、ノンフィクションライターに。日本生まれの中国残留孤児2世という立場・視点から、残留孤児や戦争体験者などへの取材を続けてきた。『あの戦争から遠く離れて 私につながる歴史を

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