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虚構推理短編集 岩永琴子の純真 講談社タイガ

城平京

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065245972
ISBN 10 : 4065245974
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

雪女の恋人に殺人容疑がかけられた。雪女は彼の事件当夜のアリバイを知っているが、戸籍もない妖怪は警察に証言できない。幸福な日々を守るため彼女は動き出す。―『雪女のジレンマ』。死体のそばにはあまりに平凡なダイイングメッセージ。高校生の岩永琴子が解明し、反転させる!―『死者の不確かな伝言』。人間と妖怪の甘々な恋模様も見逃せない人気シリーズ第4作!

【著者紹介】
城平京 : 第8回鮎川哲也賞最終候補作『名探偵に薔薇を』(創元推理文庫)でデビュー。2012年『虚構推理 綱人七瀬』(講談社ノベルス/講談社タイガ)で、第12回本格ミステリ大賞を受賞。同作は漫画化しベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 雪紫

    岩永が純真?何処が?漫画の大人気雪女回からウイリアムテル回を経て小説オリジナルの雪女後日談まで。絵はないけど、感情や細かさが描かれてて文章ならではの良さがあったり(でも雪女のジレンマ。漫画ではフェアと思ったけど小説だとええとなるかも・・・)。書き下ろしの解釈も素敵で良かったけど、雪女と昌幸さんがお幸せそうで何よりです(しかし、岩永と九郎先輩より応援したくなってしまう何故だ)。・・・岩永より純真だよね(小声)。

  • 眠る山猫屋

    岩永琴子という、冷徹な思考の持ち主のひねくれた優しさに満ちた短編集。いやぁ〜優しくないわ、だからこその裁定者。そして彼女の下す結論(というか創り出す虚構)の優しさよ。そう、残酷な真実と仄かに優しい虚構なら、誰しも後者を選び取ってしまうもの。そこへの段階的な誘導技術の完璧さ。九郎先輩が携わった呪われた家の引っ越しみたいなショートストーリーも良いが、巻頭と巻末の雪女にまつわる物語は良品。特に『雪女を斬る』の剣豪と雪女の関係性は時代を越えた虚構の推理に気持ちが温かくなる。

  • 芳樹

    5編の短編からなる作品集。九郎の出番は少なめで岩永との丁々発止のやり取りがあまりないのがちょっと寂しいかな。さて今回メインで語られるのは「雪女」に纏わる現在と過去の2つのエピソード。雪女といえば情が深いということですが、まさにそれがよく分かりますね。それにしても現代の雪女が可愛らしい。レギュラーになってくれないかな…。一つの事件が、怪異の関わる『真実』と、怪異など無いという『虚構』の両面から合理的に説明され得るのだ、ということを今回も見せつけられ唸りました。素晴らしいロジック。

  • よしぱん

    ★3 怪異のある世界×ロジカル推理、な岩永琴子シリーズの短編集。1章と最終5章が雪女にまつわる話で繋がっている。@雪女とご飯食べてる時に元妻が殺された、アリバイを言うに言えないジレンマD江戸時代に雪女を倒して超絶技を習得した剣士、迎えた養子&死んだ剣士の謎。いずれも虚構の推理と真実の推理のどちらも繰り出し、万事解決に持っていく。ちなみに表紙の右が琴子で左が雪女。

  • ネムコ

    雪女たちのその後が垣間見えたのが良かった。どうしてもコミックの絵で脳内再生されるなー。良いキャラだv ほとんどコミカライズ済みのお話の小説版。最後のお話だけ初めて。面白かった❗ このお話も是非コミックかアニメで(^o^)/(そういえば、アニメ化第二弾はどのお話をやるんだろう ワクワク!)

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