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看守の流儀 宝島社文庫

城山真一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784299025265
ISBN 10 : 4299025261
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「いやぁ、これは久しぶりのドストライクだった」――横山秀夫
「読んで損することは絶対にない。必読である」――池上冬樹(解説より)

刑務所、そこはシャバ以上に濃厚な人間関係が渦巻く、更生の最後の砦――。
石川県の加賀刑務所を舞台に、刑務官と受刑者たちの織り成す五つの事件。
仮出所した模範囚の失踪(「ヨンピン」)、暴力団から足を洗う“Gとれ”中に起きた入試問題流出事件(「Gとれ」)、受刑者の健康診断記録とレントゲンフィルムの消失(「レッドゾーン」)など、刑務官たちの矜持と葛藤がぶつかり合う連作ミステリー。

【著者について】
城山 真一
1972年石川県生まれ。金沢大学法学部卒業。『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』(宝島社、文庫化に際して『天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス』に改題)で、第14回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞。他の著書に『仕掛ける』(宝島社)、『相続レストラン』(KADOKAWA)、『ダブルバインド』(双葉社)など。

【著者紹介】
城山真一 : 1972年石川県生まれ。金沢大学法学部卒業。『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』(宝島社、文庫化に際して『天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス』に改題)で、第14回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 夢追人009

    初読み作家さん、城山真一さんの評判作を読みまして非常に素晴らしかったですね。著者のお写真を拝見しまして大変失礼ながらとても老成されたお方だなとお見受けしまして本書の内容がうなずけました。ですが以前の作品は全く未読ですので、早めに他作品も読みたいですね。本書は横山秀夫さんが「どストライク」と仰るのが納得できる秀作ですね。警察内部での符丁用語を多用する点やきめ細かな人間の感情描写が横山作品と似ていますね。罪を犯しながらも更生の道を目指す受刑者達と刑務官の感動の人間ドラマは少しの騙しはあれど概ね心打たれますね。

  • イアン

    ★★★★★★★★★☆刑務所を舞台とした城山真一の連作短編集。放火の罪で服役中の男が間もなく出所する。報復による再犯を恐れた刑務所幹部は警察と共に男の尾行を命じるが…(「お礼参り」)。収録された5編全てにオチが用意されているが、そこに各話冒頭に挿まれる受刑者である歌手の手記が上手く絡んで、一つの大きな意外性≠際立たせている。全体的に硬派な筆致で、刑務官と警察官の違いこそあれ管理畑の人間が組織の軋轢の中で右往左往する「レッドゾーン」などは横山秀夫のD県警シリーズを彷彿とさせる。二度読み必至の監獄ミステリ。

  • ツン

    読み始めた印象は刑務所版「教場」?。でも読み進めるうちに、テイストが違う、藤子不二雄Aと藤子F不二雄くらい違うに変わりました。最後に謎が明らかになる前までのドラマだけでも十分おもしろかったのに、最後の秘密が明らかになってすごい衝撃でした。物語のトーンも急に刑務所な感じのグレーから明るい色に変わったくらいの。件の人物にはまだ謎が残してある感じなので、次が楽しみです。

  • 佐藤ゅ

    「信念」のほうから読んでしまったので火石に関しては驚きはなかったが(驚きたかったのに!)やはりちょっとできすぎかな〜と思うところあります。でも「ヨンピン」にはハラハラさせられ、「ガラ受け」には胸が締め付けられる場面も゙ありました。最後の「お礼参り」は途中で誰が誰なのか分からなくなり、何回かページを戻して読んでしまいました!やられましたね(私だけ?)。続篇(なのか?)の「信念」にも火石は出てきますが「流儀」よりも魅力的に感じました。それにしても順番を間違えて読んだのが本当に悔まれる!

  • タツ フカガワ

    全5話の連作短編ミステリーで、各話冒頭に人気タレント三上順太カの刑務所手記が設けられていて、これが最終話「お礼参り」のあっと驚く結末に繋がっていく(手記だけもう一度読むと、いろいろヒントがありました)。続編を先に読んでいたのに気づかなかったなあ。が、5話のなかで好きなのは「ガラ受け」。これがいちばん泣きました。

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