老後の資金がありません

垣谷美雨

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784120047657
ISBN 10 : 4120047652
フォーマット
出版社
発行年月
2015年09月
日本
追加情報
:
295p;20

内容詳細

後藤篤子は悩んでいた。娘が派手婚を予定しており、なんと600万円もかかるというのだ。折も折、夫の父が亡くなり、葬式代と姑の生活費の負担が発生、さらには夫婦ともに職を失い、1200万円の老後資金はみるみる減ってゆく。家族の諸事情に振り回されつつもやりくりする篤子の奮闘は報われるのか?

【著者紹介】
垣谷美雨 : 1959年兵庫県生まれ。ソフトウェア会社勤務を経て、2005年『竜巻ガール』で小説推理新人賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Yunemo さん

    何だかあっさりとの感覚で読了。でもありがちなまたシビアな内容をこうして積み上げて一つの話にまとめていく。これを読んで、確かにと共感の意。出だしの暗さと表題から、こんな展開で進むとは。でもこれが良かった。自身も、また大半の方々が胸の奥底で抱える不安を、何となく軽いタッチで記してくれました。それにしても男は、会社での強みが家庭では活かされず弱いですよね。自身に置き換えたら、やっぱりダメ夫と同じなんだろうな。自身の老後、ほんとに大丈夫なんだろか。それぞれに抱える問題って同じことかも、これをどうやって吐き出せば?

  • ウッディ さん

    息子の就職、娘の結婚が決まり、篤子が夫婦二人での慎ましい老後を考えていた中、結婚費用の補助、舅の葬儀費用と大きな出費で貯金を減らし、将来の不安を感じていたところに、夫と自分のリストラ‥絶望的な状況にどう立ち向かうのか?心配性すぎる篤子の不安はなかなか切実でリアリテイがあった。とは言え、バイタリティ溢れる姑との同居でいざとなれば、何とかなる‥いや、なるようにしかならないと開き直ってからは、物事が上手く回り出したような感じでした。年金詐欺の片棒を担ぐエピソードは、道義的にどうかとは思うけど‥。面白かったです。

  • ひさか さん

    2015年9月刊。書下ろし。インパクトのあるタイトルに惹かれて読みました。喜劇的なハッピーエンドで終わる軽めのお話です。書いてなかったので、想像ですが、厚生年金は、満額貰えるようで、それほど、悲惨な状況では、ないように思えます。

  • まちゃ さん

    垣谷さん初読みです。いやー!面白かった。娘の結婚式、夫の父の葬儀、夫婦のリストラでリタイア後に備えた資金がどんどん減っていく様子に自分の将来を想像してドキドキさせられました。老後の資金問題が全て解決したわけではありませんが、家族や友人とのつながりから前向きな状況になったことに安堵しました。悲観的に老後に備えて、楽観的に老後を過ごしたいものです。

  • きさらぎ さん

    人生100年時代だとか老後の資金は6000万円必要とか言われているけれど、何歳まで生きられるのか、退職金はもらえるのか、確実なものは何もない。子供は独立、資金も確保し老後は安泰と思っていた後藤家にも数々のイタイ出費が求められる。貯金300万円を切り姑を自宅へ引き取ってからが面白い。家族に遠慮して言えないことが新たな不満を生んでいく。誰かがポロッと本音をもらすと「あら、早くいってよ」今までのお互いの我慢は何。家族だから我慢するのか?家族だから言えるのか? 姑がいちばん行動的で頭の回転が速いところがカワイイ。

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垣谷美雨

2005年「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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