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絶縁病棟 小学館文庫

垣谷美雨

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094074970
ISBN 10 : 409407497X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan

Content Description

切るべきなのは病巣でなく人間関係!

神田川病院の桐ヶ谷キワミ医師は三回の離婚で人生を考え直し、趣味を謳歌しながらアルバイトとして働いている。
ある日、外来を訪れた七十代の患者・熊野佐奈枝は、女性医師が担当でないと嫌だと言う。「いい歳をして自意識過剰だ」と鼻で笑う部長に“時代遅れ”だと反論するキワミ。部長から譲り受けた聴診器を使うと、佐奈枝の体調不良の意外な原因が明らかに・・・・・・!?
裕福なネイルサロン経営者、夫の両親が建てた家で家事のサポートも受けて暮らす会社員。人から羨まれるような人生を送る女性たちの“見えざる不調”の理由とは。大反響「病棟」シリーズ第四弾。

【編集担当からのおすすめ情報】
”心の声”がきこえる不思議な聴診器を通して明らかになる、女性たちの悩みとは?
他人からは理解してもらえない”生きづらさ”に寄り添い、自分らしく生きるためのヒントをくれる一冊です。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いつでも母さん

    病棟シリーズの第4弾!「重度の男性アレルギー」向かいに住む大塚家の夫との関係。大塚の子供でさえ匙を投げるのだ。亡くなってホッとしたと言う娘の言葉は正味だろう。なかなかそうはならない親を抱えてる人も多いよね、きっと。「寄生虫」わぁ、わぁ、こんな家族はごめんだ。まさしく家族という名の寄生虫。何もかも吸い取られる前に決断して良かったよ。「慈悲的差別被害者病」周りからは恵まれてると見えても、結婚してから気付く地獄があった。そこから抜けだすために実家の親の力を借りる静歌。この三話目が一番不安。次はどんな病棟だろう。

  • ぼっちゃん

    病棟シリーズ第4弾。今回は検査をしても別に悪いところはないが体調がすぐれない3人の話で、不思議な聴診器で診るとどの人も人間関係の悩みが。他人と人間関係を切るのはまだ容易いが、第2章の寄生虫のような親兄姉が一番厄介そうだ。解説にあったが、「私は私」という境界線が大事なのだろうな。

  • みんとあめ

    「病棟」シリーズ4作目。今作の医師は思ったことを全部口に出し、何でも白黒はっきりさせようとする桐ヶ谷キワミ。癖強?な医者と心の声が聴こえる聴診器との相性の良いこと。三人の患者の絶縁話。どれもムカムカ、時にゾッとし、切なくなった。解説が深い。人との繋がり・思いやりは大切だけど、自分の心の声に耳を傾けることは必須。残念ながら善意を巧妙に搾取する人は存在し、自分の態度がそれを増長させるってのが辛い。精神的に自立すること、良き関係を築く上で大事だなと思った。このシリーズは面白くて為になる。続くといいな。

  • mayu

    気になってた病棟シリーズ4作目。1作目から読みたかったけど、"絶縁"の文字が気になりすぎて今作から読んでしまったけど問題無く楽しめた。病院で検査しても問題がないのに明らかに不調を感じている人達。外から見たら羨まれるような状況も本人は苦しんでいる事もある。周りにはわかってもらえないのが余計辛いし、同じ様な経験が無いと人はわかってくれないものだなぁと。縁を切るのは躊躇してしまうけど、時に絶縁が必要な時もある。サバっとしているキワミ先生のキャラも良くて面白くて一気読みの一冊だった。

  • カブ

    病棟シリーズ第4弾。今回も患者さんの心の声が聞こえる不思議な聴診器が必須アイテム。次回も楽しみ。

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