うちの子が結婚しないので 新潮文庫

垣谷美雨

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101269535
ISBN 10 : 410126953X
フォーマット
出版社
発行年月
2019年03月
日本
追加情報
:
384p;16

内容詳細

老後の準備を考え始めた千賀子は、ふと一人娘の将来が心配になる。28歳独身、彼氏の気配なし。自分たち親の死後、娘こそ孤独な老後を送るんじゃ…?不安を抱えた千賀子は、親同士が子供の代わりに見合いをする「親婚活」を知り参加することに。しかし嫁を家政婦扱いする年配の親、家の格の差で見下すセレブ親など、現実は厳しい。果たして娘の良縁は見つかるか。親婚活サバイバル小説!

【著者紹介】
垣谷美雨 : 1959(昭和34)年、兵庫県生れ。明治大学文学部卒。2005(平成17)年、「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。結婚難、高齢化と介護、住宅の老朽化などの社会問題や、現実に在り得たかもしれない世界を題材にした小説で知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    垣谷美雨は初読。この人の作家としての来歴等は全く知らないのだが、他の作家たちが見落としていたようなささやかな隙間を狙って作品を書いていくタイプの作家であるように思われる。対象は現代社会が抱えている問題である。とは言っても、政治や経済といった大所高所ではなく、もっと生活に密着した領域だ。それらを取り上げて、多少の誇張を交えながら軽妙に語ってゆく。しかも、当事者たちならきっとさもありなんという共感を巧みにくすぐりながら。通俗的ではあるが、なかなかに上手い手法だ。親婚活―何よりその着眼が面白い。

  • ミカママ さん

    いやぁ楽しかった。「親婚活?ありえないっしょ?」と半信半疑で読み始めたのだが。これはひとつの家族小説。主人公と同世代のわたし(地方出身で東京の大学出身、かつ庶民派というところも共通)目線での娘の婚活。それに伴い、玉の輿の乗ったはいいが夫の女遊びで離婚した実姉だとか、彼女の周辺の結婚・離婚事情も絡んできて。結婚はあくまでひとつの選択肢。してもしなくとも、安心して老後を暮らせる世の中になればいいのにな。

  • ろくせい@やまもとかねよし さん

    家族という限定的な人間社会の中、現代的な親と子の間で繰り広げられる利他性を描いていると感じた。30代を目前とした一人娘のために、両親が彼女の婚活を代行する「親婚活」がテーマ。ユーモアも交えたテンポ良いストーリー展開で良い読後感をもった。一方、近現代の政治から加速的に変化した家族の在り方、そしてそれに伴って変化してしまった人間にとっての婚姻の意義についてを考える機会にもなった。

  • Yunemo さん

    親婚活って実際にあるんだ。初めて知りました。でもチョッとネガティブに。頭の中では会社説明会に親が出向くようなもの。そんな感じかな。でも本作品、ちょっと違うよね。全体を俯瞰すると、著者の想いが伝わってくるような。両親と一人娘友美の関係、友美の素直さ、これだけ会話が成り立つ家族って理想的。自身の考える夫婦像と、まさに今の夫婦像、個性や人生の目標を犠牲にすることなく互いに協力して暮らしていくこと、何だか微妙に違うのですが。これ難しすぎますよ。著者の記す夫婦像、嫁の立場、改造前の夫像等々、多面的な在り方に頷いて。

  • ゆきこっち さん

    やっぱり結婚って、同じ価値観、会話のできる人、気のつく人。これが大事!そこに経済力があればなお最高!楽しく読めました。

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垣谷美雨

2005年「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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