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教養としての建築入門 見方、作り方、活かし方 中公新書

坂牛卓

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121027641
ISBN 10 : 4121027647
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
坂牛卓 ,  

Content Description

美術館の意匠に感動し、憧れの旅館で心を癒す。名建築で過ごす時間はなぜ格別なのか。建築の見方と作り方を知れば、暮らしは快適になり、楽しみが増す。本書は、日本と西洋の建築史を一望し、観賞・設計・社会という三つのアプローチから建築を堪能する入門書。「機能」と「美」から分け入り、現代に至る建築の画期を読み解く。建築家の世界も惜しみなく紹介。あなたも建築通に。観光や街歩きの格好のガイドになる。

目次 : 序章 建築の歴史/ 第1部 観賞論―建築の見方(機能の器/ 美の器/ アナロジー)/ 第2部 設計論―建築の作り方(建築の設計とは何か/ 頭の中で考える/ スケッチや模型で考える/ 実物を見て考える/ 建築家という職業)/ 第3部 社会論―建築の活かし方(世相が建築に映る/ 人や社会が建築を変える/ 政治と経済が利用する)/ 終章 建築の基礎

【著者紹介】
坂牛卓 : 1959年東京都生まれ。米カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院修了。東京工業大学大学院修了。博士(工学)。日建設計、信州大学工学部教授を経て、東京理科大学工学部建築学科教授。O.F.D.A.associates主宰。主な作品に「長野県信用組合本社ビル」、「するが幼稚園」、「リーテム東京工場」(第4回芦原義信賞)、「松ノ木のあるギャラリー」(インターナショナル・アーキテクチャー・アワード2015)、「運動と風景」(SD賞2017)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヴェネツィア

    建築専攻以外の学生が受講する教養科目「建築入門」があるとすれば、まさにそれにぴったりのテキストおよび内容である。建築の歴史から始まり、機能、美、アナロジーとすすみ、設計の様々な方法を模索し、後段では社会性にまで及ぶ。著者自身の、相当に幅広い教養に裏打ちされた入門書。ただし、入門とはいうものの、けっして易しくはない。何故なら、読者の側にも広範な教養、少なくても知的好奇心が求められるからである。カントをはじめとした理念用語を理解しておく必要があるし、またファッションなど思いもかけないものとの関連を把握する⇒

  • trazom

    自らも設計者である著者が、建築を、美学、工学、社会学の広い視点で俯瞰しながら思索を巡らせる。建築史の変遷や建築様式の紹介という表層的な部分だけではなく、建築としての本質的な問題が提起される:建築は自律的であるべきか他律的であるべきか、形態は機能に従うのか、形か色か、部分と全体の関係、建築の男女性、政治と建築、商品としての建築、建築に倫理は必要かなど…。古今の多くの建築論を踏まえながらの論考は非常に面白いが、それらすべてを深耕するには、新書の紙幅では限界があったかもしれない。

  • コットン

    なっぱaauaさんのおすすめ本。建築に知識がなくても読めるのが良い。人間と建築、服と建築、料理と建築、音楽・アートと建築という切り口が面白い。浅く広くという感じがした。

  • まちゃ

    「使用者・観賞者」の視点、建築を設計する「建築家」の視点、建築が存在する「社会」の視点という三つのアプローチから建築について論じた入門者。優れた建築は、工学、美学、社会学などの集大成であり、これは優れた製品やサービスにも当てはまるものだと思いました。建築について多面的な見方を知ることができる良書

  • なっぱaaua

    建築物を観るのが好きだ。古いモノから現代アート的なものまで、どうやったらこの様に表現できるのだろうという事を感じたいのだ。ローマの時代から建築は「用・強・美」と言われ、今でもその原理原則は変わらない。凄いな建築。そもそも建築士の試験の超難しさは尋常じゃない。憧れでもある。その人たちが居なければ我々の生活が成り立たないのだ。筆者はアクアラインの風の塔を設計された方。我々素人にも建築のことを「見る・作る・社会に活きる」という観点で分かり易く解説してくれる良書。

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