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基礎分子遺伝学・ゲノム科学(改訂版)

坂本順司

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784785352486
ISBN 10 : 4785352485
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

 本書では、遺伝子研究の基礎から展開までシームレスにまとめるため、次の3つの工夫をした;
 1)「第I部 基礎編」と「第II部 応用編」を密な相互参照で結びつける
 前半と後半で関連する箇所を相互に結びやすいよう、多数の参照をカッコで示した上、索引も充実させた。そもそも基礎から応用までを一冊に収め、単著で一貫させたことも、滑らかな接続に寄与しているだろう。
 2)多数の「側注」で術語の意味・由来・変遷などを解説する
 歴史的事情から、遺伝学には多義的な学術用語も少なくない。また、生命科学の他領域との関連も深く、脇道にそれてでも解説すべき用語がたくさんある。それらを「側注」の形にまとめ、本文の流れはスムースに保った。
 3)多彩な図表とイラストで視覚的な理解を助ける
 DNA分子は小さく、遺伝子概念は抽象的なため、初学者にはわかりにくい落とし穴も多い。多彩でしかも統一のとれた図表と、感覚的になじみやすいイラストや写真を多用し、その問題点の克服に努めた。
 以上のような本書の方針は広く好評を博し、改訂版を出す運びとなった。旧版刊行後も、本書がカバーする分野は広く注目され、例えばノーベル化学賞や生理学医学賞でも様々な業績が授賞対象になった。そこで2025年の改訂では、古代人類ゲノム解析・mRNAワクチン・ゲノム編集・マイクロRNA・三毛猫などの項目に加筆した。さらに、ヒトゲノムの新データを取り入れたほか、図表を多色化した上に一部描き直し、より理解しやすくなることを目指した。
 勉強を折り紙にたとえるなら、教科書は平らな千代紙といえる。それぞれの興味に合わせて素材を選択・変形し、立体的な折り鶴を組み立ててほしい。

【著者紹介】
坂本順司 : 1979年 大阪大学 理学部 生物学科 卒業。2020年 九州工業大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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