ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う 講談社現代新書

坂本貴志

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065286050
ISBN 10 : 4065286050
フォーマット
出版社
発行年月
2022年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
264p;18

内容詳細

漠然とした不安を乗り越え、豊かで自由に生きる!60〜80歳の「仕事の実態」。

目次 : 第1部 定年後の仕事「15の事実」(年収は300万円以下が大半/ 生活費は月30万円弱まで低下する/ 稼ぐべきは月60万円から月10万円に ほか)/ 第2部 「小さな仕事」に確かな意義を感じるまで(再就職先で一プレイヤーとして活躍/ 週末勤務で会社を支える/ 包丁研ぎ職人を目指して独立 ほか)/ 第3部 「小さな仕事」の積み上げ経済(定年後も働き続ける人に必要なこと/ 高齢社員の人事管理をどう設計するか/ 労働供給制約時代における経済社会のあり方)

【著者紹介】
坂本貴志 : 1985年生まれ。リクルートワークス研究所研究員・アナリスト。一橋大学国際・公共政策大学院公共経済専攻修了。厚生労働省にて社会保障制度の企画立案業務などに従事した後、内閣府で官庁エコノミストとして「経済財政白書」の執筆などを担当。その後三菱総合研究所エコノミストを経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ねこ さん

    定年後あなたはどんなライフスタイルを望んでいますか?第1部は2022年本書発行時の定年後の年収、資産、職種別分布、満足度、幸福感など、グラフで提示されています。第2部は7人の事例が6.7ページにあり、それぞれの方の人生の仕事遍歴が垣間見れます。第3部は総括として定年後の本書の働きかたのお勧めがあります。転機は往々にして辛いものであるが、正面から向き合わなければ前に進めないと。そして、身体が動くのであれば無理のない程度で「小さな仕事」を本人が楽しみながらする事が、個人にとっても社会にとってもいいとありました

  • ehirano1 さん

    データを基にした見解には一定の説得力があるように思います。私は毎日を生きることで一杯一杯ですので、15年先のことは・・・なんて思っていますが、きっと私のような人間に向けて書かれた本なんだと思い直し、もう一回読もうと思います。

  • きみたけ さん

    とても勉強になりました。著者はリクルートワークス研究所研究員・アナリストの坂本貴志氏。「ほんとうの定年後」は、その時々の状態に合った「小さな仕事」に従事しながら、無理のない仕事と豊かな消費生活を両立していると解説した一冊。第1部では定年後の仕事の実態について言及、大半が年収300万円以下てあったり、定年後に必要な稼ぐ金額は10万円程度であることを紹介。第2部は定年後の就業者へのインタビューを通じて仕事に対する姿勢の変化を紹介、こちらはとても興味深い内容でした。

  • 読特 さん

    55で役職外され、60で退職再雇用、65で雇用は打ち止め、個人事業主として業務委託を受ける。70以降は何もない。節目毎に処遇は下がり、期待される役割も低いものになる。途中で会社との関係を絶ち、生き甲斐求めて自らの道を行く人も。衰えた能力に負荷を軽くするのは仕方ない。収入は低下するが生活費も下がる。6割は仕事に満足しているという。…定年後の現時点での定点観測。進む少子高齢化。5年後、10年後はわからない。支える世代が減っていく。高齢者が小さな幸せみつけて満たされていた時代が羨ましくなるかも。備えよ、考えよ。

  • なっぱaaua さん

    定年後の起こっている事実、定年後の事例、経済という3点で定年後をどうすべきかが語られている。あと数年で役職定年を迎えるのである程度覚悟が出来ており、収入も激減することは分かっている。ここでいう「小さな仕事」に向かう覚悟も出来ている。そういう意味でも事例や事実を確認する上でとても役に立った。「健康的な生活リズムに資する仕事」「無理のない仕事」「利害関係のない人たちと緩やかにつながる仕事」が豊かな仕事であるというのに気づけたことは良かった。小さな仕事は生活に密着している。何か社会の役に立てばと思う自分がいる。

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坂本貴志

リクルートワークス研究所研究員・アナリスト。1985年生まれ。一橋大学国際・公共政策大学院公共経済専攻修了。厚生労働省にて社会保障制度の企画立案業務などに従事した後、内閣府で官庁エコノミストとして「経済財政白書」の執筆などを担当。その後三菱総合研究所エコノミストを経て、現職。研究領域はマクロ経済分析

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