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死刑執行命令 死刑はいかに執行されるのか

坂本敏夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784537257991
ISBN 10 : 4537257997
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2010
Japan

Content Description

死刑という刑罰の実態、死刑囚とその家族、被害者遺族の複雑な心情などを綴る。誰も知らない死刑の真実とは…。「モリのアサガオ」でも話題沸騰。今明かされる死刑囚の最期。衝撃のノンフィクション。

【著者紹介】
坂本敏夫 : ノンフィクション作家。1947年生まれ。67年、大阪刑務所管理部保安課看守を拝命。以後、神戸刑務所処遇係長、大阪刑務所処遇係長、法務大臣官房会計課主任、東京矯正管区矯正専門職、長野刑務所課長、東京拘置所課長、甲府刑務所課長、黒羽刑務所課長、広島拘置所総務部長を歴任。ドラマ、映画などの刑務監修多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ちゃんみー

    死刑制度を考えた。そして刑務官の仕事を垣間見た。刑務官も人の子、死刑に携わると悩み苦しむ。であれば死刑制度がなければいいのか!?著者は死刑制度はあっても、それが停止された状態が望ましいのではないかと言っている。改心する者もいるし、冤罪の場合もあるからである。印象に残ったのは刑場へ連れられて行く時暴れたものの、いざ処刑される時にはおとなしくなった死刑囚が遺した遺書。『おとなしく処刑されてては自分が殺めてしまった遺族に申し訳ない。』というもの。

  • gtn

    人間には"命の癖"というものがある。殺人で無期懲役となった模範囚が、仮釈放された途端、殺人を犯してしまうことがあるのもそのため。だが、真に改心する者もいる。本書が指摘するように「安らかな死、達観した境地での死を迎えさせる」ために死刑囚を指導・教導し、心からの反省と人生の意味を悟らせてから、刑に処するのは「刑罰の本質に逆行する」という指摘は確かにそう。確かにそうなのだが…。

  • フクミミ

    死刑執行命令が出た死刑囚は、覚悟を決めて処刑を受け入れるもの、死に物狂いで抵抗するものと様々らしい。いづれも命令が出たら執行するのは拘置所で働く刑務官という現業公務員達だ。かれらの存在を知り、心中を思うと、苦しくなる。

  • ジャズクラ本

    ◎第1章〜4章は著者自身が経験した、或いは取材した4人の死刑執行の過程を具に記録している。特に1章〜3章の執行描写は苛烈で、これまでに読メ登録済みの読んだ本1052冊の中でも随一。頻繁に胸を抉られる描写に深呼吸しながら読み進める有り様。それだけにシンドイ描写が苦手な方にはおススメしかねる。第5章は免田事件を中心とした冤罪事件に関して。第6章は逆に人の所業とは思えぬ殺人事件ながら死刑を免れた例をとりあげている。全体を通して様々な問題を孕む現行の法令に対する問題提起が散りばめられていてとても読み応えがあった。

  • ユー

    「国家権力による処刑」と「冤罪」。実際に処遇や処刑に携わる舎房担当の方々と上層部を隔てる壁が非常に大きいですね。人を「心」から観察するか「者」として観察するか、職責から致し方無いかも知れないが、「心」で判断や処遇をすれば、変わるのかも。

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