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独裁国家・北朝鮮の実像 核・ミサイル・金正恩体制

坂井隆

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022514400
ISBN 10 : 402251440X
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

2016年、5年目を迎えた金正恩体制は5回目の核実験を行い、国際社会を翻弄し続けている。なぜミサイルを打ち続けるのか。瀬戸際外交を続ける理由は何か。幹部粛清、相次ぐ脱北者の真相とは?  隣国である日中韓、そして米ロはどう対応していくのか? 「何をするか分からない」脅威に潜む独自の合理性に、北朝鮮分析のプロ、元公安調査庁幹部と朝鮮半島研究のフロンティアが迫った、激論1320時間!


【著者紹介】
坂井隆 : 1951年生まれ。東洋大学法学部卒業。韓国・延世大学韓国語学堂留学。78年公安調査庁入庁。公安調査管理官、調査第二部長などを歴任。2012年退官。その後、北朝鮮軍から流出した大量の内部文書の分析に携わった

平岩俊司 : 1960年愛知県生まれ。87年、東京外国語大学朝鮮語学科卒業。95年、慶應義塾大学大学院法学研究科(政治学専攻)博士課程単位取得退学。2001年博士(法学)取得。静岡県立大学国際関係学研究科教授などを経て、関西学院大学国際学部教授。17年4月から南山大学総合政策学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kiki

    北朝鮮の内部事情に精通した2人が対話形式で現状を討論している。北朝鮮軍から流出した大量の内部文書の分析にも携わった人であるため、信憑性の高い内容が多い。金正恩は、金日成・金正日体制を掲げているものの、かなり独裁的な動きが多いのも事実。米韓の動きにも敏感に反応するため、トランプ政権の北朝鮮向けの軍事行為がどういった判断を下すのかにより、北朝鮮の動きは大きく変わる。近隣国であり、米国との関係が深い日本としては、これらの動向は気になるところ。ミサイル訓練はいつまで続くのか、心配は尽きないところである。

  • Baron

    北朝鮮って、とかくテレビとかで「異常な国」という側面ばかりが報道される傾向があるけど、実際はちゃんと北朝鮮なりに戦略を練ってミサイルを飛ばしたり核開発をし、外交をおこなっているわけであって、決して狂人の集団ではない。レッテルを貼りすぎたら本来の姿が見えなくなる、という記述には納得。 北朝鮮に詳しい識者2人の対談だからこそ、冷静に淡々と語っていて好感がもてた本だった。

  • 紙狸

    巻末資料に、朝鮮労働党規約(2016年)、朝鮮労働党の新「十大原則」(2013年)など基本資料が掲載されている。北朝鮮に関する基本的概念が整理される。たとえば「先軍政治」については、「苦難の行軍」の混乱期に、軍の役割を最大限発揮して、なんとか首領制を維持しようとした(p178)。

  • いとーちゃん

    書店では明日にでも核攻撃か!みたいなノリの本も散見されますが、本書は客観的な情報分析、公正な解析を旨としており、変に煽るでなし、大変勉強になりました。

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