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サイバー社会の「悪」を考える 現代社会の罠とセキュリティ

坂井修一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784130634588
ISBN 10 : 4130634585
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2022
Japan

Content Description

トロイの木馬、ダークウェブ、PC遠隔操作、サイバー戦争…情報を用いた「悪」の変遷を追う。人の心に巣くう「悪」は、なぜかくも広範かつ瞬時に社会を襲うのか。近未来の超スマート社会を構想する著者が、技術的な問題と人間的な問題の両面から考える。

目次 : 第1章 プロローグ―サイバー社会よどこへ行く/ 第2章 コンピュータ以前の「悪」/ 第3章 コンピュータの出現と「悪」/ 第4章 インターネット時代の「悪」/ 第5章 セキュリティの技術と心得/ 第6章 安全・安心な情報社会をめざして

【著者紹介】
坂井修一 : 1958年生まれ。東京大学大学院情報理工学系研究科教授、工学博士。情報処理学会理事、東京大学大学院情報理工学系研究科長、電子情報通信学会理事、電子情報通信学会情報・システムソサイエティ会長などを歴任。2021年より東京大学副学長・附属図書館長。情報処理学会論文賞、日本IBM科学賞、元岡記念賞、市村学術賞、IEEE論文賞、情報処理学会フェロー、電子情報通信学会フェロー、第21回大川出版賞、電子情報通信学会業績賞など受賞多数。歌人としても著名で、日本文藝家協会理事、現代歌人協会副理事長を務め、迢空賞、『現代短歌文庫 続坂井修一歌集』(砂子屋書房、2017)など著書・受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 岡本 正行

     インターネット用語が多く、専門家でない者には、十分理解できないところもありました。すべてを理解する必要もないし、セキュリティが、いかに大切かは、日々の状況から、多くの人は理解している。しかし、その程度や必要性が、どんどん進化し、人間の制御できないレベルまで進みつつあるのが現状かなと思います。多少なりと、コンピュータに触る人間は、セキュリティへの意識を高める必要があると痛切に感じました。専門化が進み過ぎて、もうどうしようもないのも事実です。現代では、AIへの理解なくして、生きてはいけない時代です。

  • チャー

    高度化した情報化社会に潜む悪に関し考察した本。腕木通信や踊る人形などの暗号の歴史についても触れている。技術そのものは悪ではなく使う側の意志や使い方が悪であるかどうか。悪の中身はネット以前からあったものと大差ない。全ての技術は軍事に転用可能。ウイルスソフトは既知のウイルスに対して有効であるが、新たに想像された未知のウイルスに対してはその時点では機能を発揮しない。ソーシャルエンジニアリングでシステム外の脆弱性を付く。昨今のソフトはベストエフォート方式による提供。個人のデジタルリテラシーを高めておくことが重要。

  • Tatsuhito Matsuzaki

    インターネットの急速な普及により、現代の情報社会ではサイバー攻撃による恐怖と直面している。 ロシアのウクライナ侵攻でも話題ですが、かつてはロシア→エストニア、北朝鮮→韓国、中国→米国、イスラエル(米国)→イラン 等の関与が疑われるインフラ攻撃が知られていました。 本書では有史以来の情報技術と悪の関わりを紹介するとともに、インターネット時代の悪に対するセキュリティ技術と心得、その限界について解説します。 将来、人工知能による防衛システムが完成すると、AIは人類を消去しようとするのでは?…と不安になりました。

  • gokuri

    インターネット前史からはじまり、情報社会での「悪」の 発生事例を紐解きながら、パソコン、インターネット、セキュリティ、そして今後のサイバー社会での「悪」の在り様を考察する。ネットワークの技術的な解説もかなりわかりやすく、セキュリティ(暗号)、ブロックチェーンの仕組みなども、素人にそこそこ理解できるくらいになっているのは、著者のおかげと感謝。 終章の「悪」の所在、情報技術と「悪」の関係を率直に述べている箇所を読み、納得してしまった。

  • takao

    ふむ

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