基本情報
内容詳細
『古寺巡礼』『ヒロシマ』『筑豊のこどもたち』『室生寺』など、昭和の写真界をリードした土門拳は、達意の名文家でもある。肖像写真に添え、被写体の人間像を見事に描出した『風貌』、日本の伝統美を熱く語る『私の美学』をはじめ、時代と社会を見つめ、リアリズムを説き、写真論を展開した珠玉のエッセイ集。「一日本人としての自分自身が日本を発見するため、日本を知るため」そして人々にそれを伝えるために、生を賭した“写真の鬼”。
目次 : 1 風貌(田中舘愛橘/ 尾崎行雄 ほか)/ 2 私の美学(唐招提寺について/ 平等院について ほか)/ 3 社会への眼差し(『ヒロシマ』はじめに/ るみえちゃんはお父さんが死んだ ほか)/ 4 芸術論(自分のこと/ デモ取材と古寺巡礼 ほか)/ 5 風景論(風景写真雑感/ 回想の室生寺 ほか)
【著者紹介】
土門拳 : 1909・10・25〜1990・9・15。写真家。山形県生まれ。日本大学専門部法科夜間部中退。1933年宮内幸太郎写真場に入門、写真の基礎を学ぶ。35年日本工房に入社、報道写真家としてスタート。39年日本工房退社後、室生寺、文楽などの撮影を開始。戦後は「リアリズム写真」を提唱し、『ヒロシマ』『筑豊のこどもたち』に代表されるドキュメント作品を発表、写真界に大きな影響を与えた。63年からライフワーク『古寺巡礼』(全5巻)を刊行(第19回菊池寛賞受賞)。83年郷里の酒田市に土門拳記念館が開館した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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YO))) さん
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チョコろん さん
読了日:2014/05/04
けいちゃん さん
読了日:2021/01/04
TAK さん
読了日:2015/06/07
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人物・団体紹介
土門拳
1909〜90年(明治42〜平成2)。山形県酒田市生まれ。1935年(昭和10)に「報道写真」を掲げる集団「日本工房」に入って以来、「報道写真家」として激動の日本を記録。「文楽」「ヒロシマ」「筑豊のこどもたち」「風貌」「古寺巡礼」など、幅広いテーマに取り組み、写真史に残る不朽の名作を数多く生んだ。こ
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