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クオリアはどこからくるのか? 統合情報理論のその先へ 岩波科学ライブラリー

土谷尚嗣

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000297080
ISBN 10 : 4000297082
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

意識と脳の関係性の謎に立ち向かうお膳立ては整いつつある!これまでの研究における発展と限界、トノーニによって提唱されて意識の理論として有望視されている統合情報理論、そして著者が取り組んでいるクオリア(意識の中身)を特徴づける研究アプローチを解説。意識研究の面白さ、研究者が抱いている興奮を伝える。

目次 : 1章 意識って科学の対象なの?クオリアって何?/ 2章 意識はどうすれば研究できるのか?/ 3章 目から脳へ、脳から視覚意識へ/ 4章 意識の変化に合わせて変わる脳活動/ 5章 意識と注意/ 6章 意識の統合情報理論/ 7章 意識研究の最前線

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • へくとぱすかる

    著者が、甘くないぞと念を押しているのに、恐ろしく難問でありながらも、読み終わると「解決への見通しがありそうだ」という感じがしてしまう。まず2〜3個のニューロンの状態を考える例からイメージさせるが、実際の脳は860億の細胞があるらしい。解決までの道はまだ遠いのか? しかし私の見る青のクオリアの正体は不明でも、私とあなたの青が同じかどうかの判断への道があるとは、着実に科学が進歩していることを示している。取りつく島はあるのだ。〈私〉という謎への哲学がサイエンスの言葉で語れる日は、意外に近未来なのかもしれない。

  • にしがき

    👍👍👍 意識研究の先端に触れることができた(気がする)。意識の研究は臨床しかないのかと思っていたが、著者が研究する統合情報理論は、意識の境界・量・質を数学的に説明することを目指した理論。その説明は慣れていない自分には理解が難しいところもあったが、数学的に意識を定義して解明していこうというアプローチは刺激的だった。今後、どんどん新しいことが分かっていく分野らしい。楽しみ。

  • kenitirokikuti

    図書館にて。心理学の新しめの知識は既に学んでいたため、そして、Meta Questで6軸のVR映像を見ていたため、本書の提示するものは割と良くつかめた(ような気がする)。統合(インテグレイテッド)情報理論については、提唱者による一般向け解説本(『意識はいつ生まれるのか』)があるので改めてそちらを読もうと思う▲クオリアを計測・比較するアイディアには、あーなるほど(将棋AIの3駒関係評価値みたいなの)。しかし、それも細かい実験結果の蓄積があってこそのものだなぁ

  • kamekichi29

    意識の研究の最前線の概説でした。意識がどこからくるか、生まれるかなどはまだまだわかっていないことが多いようですね。 意識を数値化したりして測定できるようになる統合情報理論?とか研究に使えるツールがいろいろ考えられているみたいです。

  • しみそー

    面白かった。クオリア構造の話がまだピンときていないが、もしこのアプローチでクオリアの仕組みが理解できるなら、凄いことだと思う。■一方で、現時点では心身問題は解決できなさそう、とも感じた。例えば、意識の性質をサポートする物理的なネットワークがあったとして、そこにどうして意識が宿らなければならないのか、という問題には答えられていないように感じた。自分がまだ理解していないだけなのか、それとも理論の発展とともにいずれ解明されるようになるのか……。

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