駄犬道中おかげ参り 小学館時代小説文庫

土橋章宏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094067637
ISBN 10 : 4094067639
フォーマット
出版社
発行年月
2020年04月
日本
追加情報
:
512p;15

内容詳細

時は文政十三年(天保元年)、おかげ年。民衆が六十年に一度の「おかげ参り」に熱狂するなか、博徒の辰五郎は、深川の賭場で多額の借金を背負ってしまう。ツキに見放されたと肩を落として長屋に帰ると、なんとお伊勢講のくじが大当たり。長屋代表として伊勢を目指して、いざ出発!途中で出会った食いしん坊の代参犬・翁丸、奉公先を抜け出してきた子供の三吉、すぐに死のうとする訳あり美女・沙夜と家族のふりをしながら旅を続けているうちに、ダメ男・辰五郎の心にも変化があらわれて…。笑いあり、涙あり、美味あり。愉快痛快珍道中のはじまり、はじまり〜。

【著者紹介】
土橋章宏 : 1969年、大阪府生まれ。関西大学工学部卒。2011年「超高速!参勤交代」で第三七回城戸賞を同賞初の審査員オール満点で受賞。13年に小説『超高速!参勤交代』で作家デビュー。14年公開の同名映画で第三八回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぶち さん

    【秋なので旅の本月間】時は天保元年。60年に一度のおかげ参りの年です。ご利益を求めて多くの人が伊勢神宮を目指す年です。長屋を代表してお伊勢参りをするはめになった博徒、奉公先を逃げ出してきた抜け参りの小僧、嫁ぎ先を離縁された女、飼い主に代って伊勢神宮に代参する紀州犬。江戸から伊勢への三人と一匹の愉快で痛快で、笑いあり涙ありの珍道中です。東海道、伊勢街道の景勝地や有名神社などの名所、地元の名産品グルメがテンコ盛り。居ながらにして旅を楽しめる読書です。続編を匂わすラストもハッピーな気持ちにさせてくれます。

  • ゆみねこ さん

    天保元年、六十年に一度の「おかげ参り」の年。博徒の辰五郎と奉公先から抜け出した子供・三吉とすぐに死のうとする美女・お沙夜、代参犬の翁丸の三人と一匹のお伊勢参り珍道中。笑ってちょっと泣ける人情もの。東海道のグルメも満載の楽しい一冊です。面白かったです♪ 

  • 海猫 さん

    お伊勢講のくじが大当たりして、博徒の辰五郎は伊勢に旅立つ。代参犬の翁丸、奉公先を抜け出してきた子供の三吉、訳あり美女の沙夜が加わっての珍道中。主人公の辰五郎がちゃらんぽらんでいい加減なやつなんだけど、行動的で粋なところがあって人情に厚く、憎めない。道中の一行らとの掛け合いも楽しい。そんな彼らが出会う可笑しな事件の数々。とにかくエピソードが豊富で、展開がコミカルなので読んでいて明るい気持ちになる。旅情が漂うし、あちこちで名物を食べる場面は飯テロ的。終盤になるとお別れが寂しくなるが、続編が出ているので読もう。

  • 葵@晴読雨読 さん

    土橋さんの時代小説は外れなし!面白かった〜( ≧∀≦)ノ遊び人の辰五郎、死のうとしていた沙夜、奉公先を抜け出してきた子供の三吉が伊勢参りの珍道中。一気読みです🙂

  • klu さん

    訳ありの3人が旅を経て”家族”になっていくお話。ワン公は駄犬なのか名犬なのか?

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人物・団体紹介

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土橋章宏

1969年、大阪府生まれ。関西大学工学部卒業。2009年「スマイリング」で函館港イルミナシオン映画祭第13回シナリオ大賞グランプリ、「海煙」で第13回伊豆文学賞最優秀賞、12年「緋色のアーティクル」で第3回TBS連ドラ・シナリオ大賞入選、「超高速!参勤交代」で第37回城戸賞受賞。13年に小説『超高速

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