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ISBN 10 : 432660302X
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教育の移行段階において、生徒たちは実際にどのような進路指導を受け、進路決定を行なっているのか。教育が大衆化したフランスの進路決定過程を検討することで、P.ブルデューが明らかにした再生産の課題を再検討する。
目次 : 第1部 高等教育への進路形成過程と進路決定要因(進路形成における自律的生徒・学生像―ナント大学区を事例に/ 高校卒業後の学業選択―社会階層による異なったロジック/ イル・ド・フランス地域圏における居住地と大学選択―空間的セグレゲーションか?/ 大学における移動と調整―悪評高い居住区から高等教育の場へ/ フランスの大学の初年次における学業「中退」―社会的事実)/ 第2部 中等教育に至るまでの進路決定の形成過程(学校への道、進路決定を前にした教師、生徒、両親/ 学校的要請と庶民階層―全員就学の状況における進路指導/ 学校と庶民―庶民階層における教育的軌道と学業に対する関係/ 家族支援のパラドックス/ 成績がすべてではない―SEGPAへの進路変更が示していること/ なぜ、離学者たちは復学先に留まるのか?―学業中断状態の若者たちが復学する理由/ 新任教員の始まり/ 保育学校はいかにして文化的支配を教えるのか?)/ 第3部 「移民」を対象としてみた進路形成と進路決定(移民第2世代の教育問題―「成熟」した移民社会において多様化する学校経験とアイデンティティー/ 3人姉妹と社会学者―あるアルジェリア系家族の兄弟姉妹の社会階層移動に関する民族誌的研究ノート/ 移民系大家族出身の子どもの学校経路/ マグレブ系移民子孫の学校経歴とイスラームへのアイデンティフィケーション/ 移民の子どもの小学校入学から中学校卒業までの学業成績の差異)
【著者紹介】
園山大祐 : 大阪大学大学院人間科学研究科准教授。教育学修士。専門は比較教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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