国立歴史民俗博物館

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REKIHAKU 特集・日記がひらく歴史のトビラ

国立歴史民俗博物館

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784909658579
ISBN 10 : 4909658572
フォーマット
発行年月
2021年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
111p;21

内容詳細

充実の特集!一冊の日記は、これほどまでに人を動かし歴史を見る目を変えていく。

目次 : 特集対談 日記に寄り添うということ―マーシャル諸島と戦争の記憶/ 1 平安時代の日記の破片 日記の生命力―なぜ千年前の日記が今に伝わっているのか/ 2 女房が日記を記したのはいつからか? かな日記と『土佐日記』/ 3 他者として遊女の「日記」を読むということ 「日記」を書く遊女たち/ 4 不特定多数に宛てた現代の文書 日記・文書としてのツイッター/ 5 制度化された近代日記の読み解き方 近代日本の「日記文化」を探究する/ 6 一人ひとりの日記を収集・活用・保存する 個人の日記を社会の遺産に/ 7 一人ひとりの日常から歴史を見いだす歴史学 朝鮮時代の日記資料と研究動向/ EXHIBITION 歴博への招待状 特集展示「黄雀文庫所蔵鯰絵のイマジネーション」/ SPOTLIGHT 若手研究者たちの挑戦 コミュニティや時代や分野を越えて知の共有を目指す〔ほか〕

【著者紹介】
三上喜孝 : 国立歴史民俗博物館教授(日本古代史)

内田順子 : 国立歴史民俗博物館教授(民俗学/民俗学的な映画の研究)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • noko さん

    国立歴史民俗博物館の出している雑誌。特集は日記。個人の日記も立派な歴史的資料である。第二次大戦でマーシャル諸島に配属され、飢えで亡くなった佐藤冨五郎さんの日記。亡くなる数時間前まで書かれていて、最初は個人的な記録だったのに途中から誰かに見られる事を意識して書いている。マーシャルに配属されてすぐ、絶対防衛圏から外れ補給路も絶たれた。自分は病人だから食べ物を分けて貰えないとある。しかし恨み辛みは書かないでいる。どんなに辛かったろう。この話をテーマにした映画タリナイの紹介も。遊女達の日記、梅本記も興味深かった。

  • ガジ さん

    指導教官の部屋に置いてあり気になったもの。頁が日記帳みたいになっているの良いなと思った。あと、Twitterの運営方法は参考になる。手間や時間は掛かりそうだけど、小さな査読論文にしたほうが良いよね。タリナイって映画と、女性の日記は直接みたい。あと一段落140文字にしてた人の稿がかなり面白かった。

  • 井汲 さん

    「読者を想定しない日記はない」。点検者である教師によい姿を見せようと戦時の「模範的」価値観に沿う記述をしていくうちにその価値観が自己に内面化していった少女、など特集5は特に興味深かった。『REKIHAKU』にリニューアル後初めて読んだがマンガやコラムが充実していて、面白いだけでなく楽しい雑誌になった。

  • ckagami さん

    日記特集とジェンダー展振り返りを読んだ。個人の生の心情やそのひと視点でしかわからないことが読み取れる日記という史料、個人のバイアスや社会状況など、適切に批判した上で有意義に利用できると思う。歴史を構成する無数の個に思いを馳せる。Twitterを「偽落書が見られる」と淡々と指摘する歴史学者最高。ジェンダー展のTwitterアカウントの投稿、かなり精査していたらしく、学術的な公式アカウントはやはりここまでやらないとね……

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