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マジカル・ラテンアメリカ・ツアー 妖精とワニと、移民にギャング

嘉山正太

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784797674170
ISBN 10 : 4797674172
Format
Books
Release Date
September/2022
Japan

Content Description

不可思議で理不尽な、中南米撮影ノンフィクション!

目次 : 第1話 UFO大国の妖精のミイラ(メキシコ)/ 第2話 アマゾン川に沈みゆく船長(コロンビア‐ブラジル)/ 第3話 野菜抜きのトマトレタスバーガー(ベネズエラ)/ 第4話 星のない東京から、星だらけのアタカマ砂漠へ(チリ)/ 第5話 2つの地震、上げられた拳(メキシコ)/ 第6話 ゲリラとお好み焼き(日本‐コロンビア)/ 第7話 壁が分かつ人々(メキシコ)/ 第8話 野獣列車が運ぶ夢(メキシコ)/ 第9話 世界最悪の街、元ギャングと移民家族(ホンジュラス)/ 第10話 壁を越えるとき(アメリカ‐メキシコ)/ 最終話 コロナ禍の撮影コーディネーター(メキシコ)

【著者紹介】
嘉山正太 : 撮影コーディネーター、映像作家、脚本家。1983年、埼玉県生まれ。横浜国立大学人間科学部卒業。日本の映像制作会社で働いた後、2008年よりメキシコに移住。以降、ラテンアメリカ全域でのテレビ番組・映画・CM・VPなどのコーディネートを行う。制作業務(企画・演出・撮影・編集)をはじめ、国際映画祭などのイベントの通訳、翻訳、脚本執筆まで幅広い分野の仕事を行う。本作が初の著書(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • roatsu

    以前サラメシに出演していて印象に残った方が本を出したと知り手に取った一冊。メキシコ在住で日本のTVの撮影コーディネーターとして南米各国に取材に行く(一部日本もあり)中での体験や所感で綴る等身大の現地事情。外国在住なら日常自体が稀な体験になるけれど、仕事がTV取材関係ということでやはり先鋭的で面白いテーマに関わることが多く、そうした立場でなければ知り得ない現地体験が面白い。著者自身の温かな眼差しやおおらかさが随所に光り、こうした方ならばこそ関わる人々と信頼関係を築きまた背後にある本質にも気付くのだろうと思う

  • lily

    メキシコで撮影コーディネーターをしている著者が、ラテンアメリカでの面白エピソードや苦労を語る。妖精のミイラにアマゾンでの冒険やアタカマ砂漠の絶景と魅力的な反面、ホンジュラスの治安最悪都市サンペドロスーラ(ギャング団マラスは工藤律子の本で既知)やベネズエラに代表される不安定さが同居するラテンアメリカ。海外ドキュメンタリー好きな日本人は得てして刺激的情報を求めがちだが、ステレオタイプな理解に著者は警鐘を鳴らす。「世界は複雑で繊細だ。そして意外と単純で大胆なのかもしれない。」現場主義の著者の言葉は説得力がある。

  • nobu23

    南米で撮影コーディネイターとして、日本のテレビ番組などの撮影の案内や手配、撮影自体もやったりしている著者による南米での仕事の思い出をまとめたエッセイ。 前半は面白くバラエティ豊かなコメディ色が強いが後半はアメリカとの分断など、シリアス目な話が現地の目で書かれている。

  • Moeko Matsuda

    この一冊、ものすごくおススメです!絶対読んでみてほしい。ファンキーな表紙に油断して気楽に読み始めましたが、中身がめちゃくちゃ濃い。いや、読みやすいんだけど、こんなにラテンアメリカの内側に入り込んだルポ?は今までにもあまり例がないんじゃないかと勝手に想像します。初めの方は、単純に「不思議な国々ラテンアメリカ」という印象なのですが、後半では人々の心の内側に入り込んでいきます。国境や移民を社会問題としてではなく、ひとりひとりの交換不可能な経験として捉え、丁寧に話を聞くという姿勢に感動。本当におススメです!

  • ao

    表紙は昭和レトロ風にはじけているが、中身はユーモアを持ちつつ、真面目な語り口で身の詰まった本だった。メキシコに移住して撮影コーディネーターを職業としている日本人の作者が、中南米での仕事や各国の様子などを紹介している。特にメキシコについての記載が多い。ラテンアメリカの国々は私にとって未知で気になる存在だったので、2000年以降からここ最近までの様子を、お国柄と合わせて知ることができたのは良かった。少し近づけたような気がする。

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