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民度・分極化時代の日本の民主主義 中公新書

善教将大

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121028761
ISBN 10 : 4121028767
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人々の生活や文化程度、民主政治への成熟度を意味する民度。
本書は民度をキーワードに、日本の政治の現状を描く。
さまざまなデータや方法論から、投票参加、党派性、投票行動、若年層の行動、テレビ・新聞といったマスメディアや、大きく擡頭するソーシャル・メディアの影響などをトピックとして取り上げ分析。
日本人の政治意識・行動を追う。

いま世界で危機に瀕する民主主議。
分断とポピュリズムの波は日本まで来たのか。
その「現在地」を描き出す。

【著者紹介】
善教将大 : 1982(昭和57)年広島県生まれ。2006年立命館大学政策科学部政策科学科卒業。08年同志社大学大学院総合政策科学研究科博士課程前期課程修了。11年立命館大学大学院政策科学研究科博士課程後期課程修了。博士(政策科学)。関西学院大学助教、准教授を経て、21年より関西学院大学法学部政治学科教授。専攻・政治行動論、政治意識論、意識調査方法論。著書『維新支持の分析―ポピュリズムか、有権者の合理性か』(有斐閣、2018年、サントリー学芸賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • よっち

    さまざまなデータや方法論から、日本人の政治意識・行動を追い、分断とポピュリズムの波と日本の現在地を検証する1冊。政治的概念としての民度の様々な定義を検証しながら、「民度」という言葉がどの程度認知され、どう使われているのかを多角的に比較し、どんな要因が左右するのか、投票率との相関や党派性と意思決定、24年兵庫県知事戦の経緯などを解説していて、若年層の政治参加の低さや、SNS台頭による情報環境の変化を浮き彫りにしていて、党派性の希薄さや無党派層の増加が、政治の安定性や政策形成に与える影響も考えさせられました。

  • またいち

    様々な意味合いで用いられる「民度」という言葉のうち、政治的文脈に特化し、有権者の意識と行動に焦点を当て、投票行動の分析と今後の課題を検討しています。投票行動如何によって「民度」を論うべきではない、というテーマですが、やや強引な印象は否めません。主にマナーに関する文脈で、ともすれば差別的な意味合いで用いられる「民度」ですが、本書でその用法はほとんど触れられず、専ら政治的文脈のみ論じています。投票行動の分析としては非常に面白い論攷ですが、「民度」に関する書籍として読むと、やや期待外れになるようにも思います。

  • O次郎

    いわゆる「民度」そのものを論じるのではなく、そもそも「民度」なるものは何か、どう人々がそれを判断しているかを分析している。支持政党が「民度」の判断に影響を与えるということが具体的なデータで論じられており、興味深かったが、同時に多くの人が民度の高低を支持政党で判断してしまいがちだという点には恐ろしさを感じた。同時に自分自身もポピュリズム政党の支持者を「民度が低い」と判断してしまいがちだということに思い至り、反省させられた

  • 辻井凌|つじー

    「民度が低い」と言われたことはないか?言ったことはないか?でもその「民度」って何のことなのか。本当に分かっている人がどれだけいるのだろう。雰囲気で理解した気になるものじゃない。実証的知見の積み重ねによって暴かれる「民度」の正体がこの本の中にある。

  • Decoy

    「民度」という、しばしば耳するものの明確な定義もなく、やや際どい意味を帯びることもある用語をキーワードに、日本の民主主義の現在地に迫る意欲作。こちらに統計学の基礎知識がないため理解できない部分もあったが、書きっぷりがかなりクリアで、「理解させよう」という意欲は充分感じられた。若年層の政治意識の実態を解き明かす第6章と、斎藤兵庫県知事の再選理由を探る第7章が出色で、再選理由は個人的には目からウロコだった。今後もこの筆者に注目していきたい。

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