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「強い円」はどこへ行ったのか 日経プレミアシリーズ

唐鎌大輔

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784296115068
ISBN 10 : 4296115065
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan

Content Description

50年ぶりの円安水準に直面した日本経済。「日本が売られているのだ」「国内外の金利差が原因で政策の問題だ」「これは悪い円安だ!」―様々な議論が交錯するが、本当は何が起きているのか?人気アナリストが背景にある構造要因を冷静に分析、将来に向け捉えるべき課題を整理する。

目次 : 第1章 「成熟した債権国」の夕暮れ/ 第2章 円安功罪論の考え方―危うい安易な善悪二元論/ 第3章 「安い日本」の現状と展望―観光立国は必然なのか?/ 第4章 本当に恐れるべきは「家計の円売り」―「おとなしい日本人」は変わるのか?/ 第5章 日本銀行の財務健全性は円安と関係があるのか?/ 第6章 パンデミック後の世界の為替市場―通貨高競争の機運

【著者紹介】
唐鎌大輔 : みずほ銀行チーフマーケット・エコノミスト。2004年慶応義塾大学経済学部卒業後、JETRO入構。日本経済研究センター、欧州委員会経済金融総局への出向を経て、2008年10月、みずほコーポレート銀行入行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • よしたけ

    みずほ銀行エコノミストが昨今の円安背景を紐解く。資源輸入国の日本にとり、高資源価格で経常/貿易収支悪化が宿命づけられ、「成熟した債権国」が「債権取り崩し国」へと近づくことを意味。対外純資産構造も変化しており、経常黒字の主柱が貿易から第一次所得収支へ変化(海外投資など「外貨のまま戻ってこない円割合増」)。類似構造とされてきた独だが、単一通貨ユーロという「永遠の割安通貨」で貿易黒字を稼ぎ続ける同国とは同じ道を歩めない。他方、貯蓄から投資へが奏功した場合、誰が国債消化するかに警鐘をならす。俯瞰的視点が身につく。

  • kk

    図書館本。近頃の円安状況について、足下の短期的な材料からでなく、もう少し深いところ、例えば日本経済の構造や的な変遷や、国際経済主体としての発展段階といった角度から考えてみる試み。交易条件や投資状況などのデータを示しつつ、ここ十年間ほどの間に不可逆的で質的な変化が生じている可能性を示唆。ドグマティックでない、抑えた口調の緻密な語り口が著者の真摯な姿勢を感じさせます。門外漢のkkには書かれているのとの当否は判断できませんが、今後の金融のあり方について思いを巡らす際の、良いヒントをもらったように感じられました。

  • magic makky

    本書は2022年の上半期に書かれており、当時はコロナ禍が世界的にも収束に向かいつつあり人の行動制限をなくしている流れにあった。ただ、日本の岸田政権は海外からの入国を制限している鎖国状態にあった。その後の岸田政権の支持率や円安、そして物価の高騰となっている現在から改めて本書を読むと、控えめな記述をしているが、今日を予言しているようで驚いた。また、本書で岸田首相が進めようとしている、“貯蓄から投資へ”は仮に預金が、日本の株式ではなくドルや海外株などに投資が進む可能性もあり、それによって円安が進んでしまいそうだ

  • どんたこす

    円安 総論では、日本経済にプラスだが、各論ではマイナスの声が目立ち、2極化を助長しかねない。

  • templecity

    強い円から近年は弱い円で物価高。日本人も貧困に慣れてきたという。ドイツと似ていると言われるが、筆者によれば全然違う。輸出が増えても通貨が強くなることも無いので永遠に輸出に有利な状況は変わらない。移民も受け入れており少子化を補っている。

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