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地球はなぜ「水の惑星」なのか? ブルーバックス

唐戸俊一郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065020081
ISBN 10 : 4065020085
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

水から地球の歴史が見える!地球は「水の惑星」と呼ぶにふさわしい天体だ。しかし、地球の水の「起源・分布・循環」という三つの謎は、大きな未解決問題として残されている。本書は、水がこの惑星にどんな影響を与えてきたかの謎に、地球誕生からプレートテクトニクスまで、さまざまな角度で迫る。「水」は、地球史をいかに語るのだろうか?地球科学を俯瞰する、最良の入門書。

目次 : 序章 ユニークな惑星、地球/ 第1章 地球についてのABC/ 第2章 惑星の水はどこから来たのか/ 第3章 水が地球の性質を変える/ 第4章 マグマの海と地球の水/ 第5章 水は地球内部をどう循環しているか/ 第6章 地球、月、惑星の水/ 第7章 水惑星に残された謎/ 第8章 地球惑星科学を学びたい人のために

【著者紹介】
唐戸俊一郎 : 1949年、福岡県生まれ。1968年、東京大学入学、1977年、東京大学理学博士。1989年、アメリカに移住。ミネソタ大学教授を経て、現在イェール大学教授。地球惑星物質の研究を通して地球や惑星の起源やダイナミクスを理解することを目指し、ミクロとマクロを結ぶ学際的な研究を続けている。日本学士院賞、ラブ・メダル(ヨーロッパ地球科学連合)、レーマン・メダル(アメリカ地球物理学連合)などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • やいっち

    水の惑星・地球についての最新の研究成果が(理科系乃至理科好きの)高校生レベルの知識があれば理解できるよう、数式を用いず解き明かしてくれている。  分かってきたかなりの知識と、解明を待っている課題も併せ、丁寧に説いてくれていることに(文科系の大学に進んだ)小生は好感を抱いた。  地球は水の惑星と言いつつ、水(水分)の大半は海水であり、真水は実は乏しい、なんて俗説くらいは小生も持っていたが、実は、地殻の下に広がるマントル層や核の部分にも水が少なくとも海水に匹敵する量の水が(数倍とも)含まれるという。

  • 月をみるもの

    地球の水の主なリザーバーが海なのか、それともマントルなのか? 表面の水は、今後増えるのか減るのか? そういう基本的な問題を考える上で重要な(論文だったら100本くらいに相当する)情報がコンパクトにまとまってるので、院生とかが最初に読むと見通しがよくなるかも。

  • maqiso

    地球は形成初期から水があったと考えられるため、スノーラインの内側でも水ができた可能性がある。深部が高温で柔らかく表面が少し固いとプレートテクトニクスによって惑星全体で物質が循環する。中央海嶺に上昇してきたマントルが表面付近で固化すると水が解放され、逆に水を含んだ海洋プレートが沈み込むとマントルに水が戻る。岩石は融けると水を含みやすくなり、水の量が融点に影響するため、マントルの遷移層には水が多く溜まる。地球の中心部から来た物質が少数あるが、地球全体を知るには地球物理学的な手法も必要になる。

  • ダージリン

    この分野は全く知識がないので、地球について多くを学ぶことができて楽しかった。地球の水の起源について、地球内部の地底深くのマントルや核との水の循環など、知らないことばかりであった。海水を超える量の水が地底深くに存在し、水が循環しているなど想像もしていなかった。プレートテクトニクスは太陽系では地球特有のもので、そこに水が大いに関与しているというのも面白い。生命発生に水が果たした役割が大きいという話は良く聞くが、プレートテクトニクスと絡めたものを聞いたのは初めてのような気がする。

  • ニョンブーチョッパー

    ★★★☆☆ 生命の誕生以外にも、プレートテクトニクスも地球でしか観られない減少なのだとは知らなかった。

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