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豊臣秀長 「天下人の賢弟」の実像 中公新書

和田裕弘

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121028778
ISBN 10 : 4121028775
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

兄秀吉を天下人に押し上げた豊臣秀長。補佐役にとどまらず、一時は後継候補と目された実力者だった。大河ドラマ主人公の実像に迫る。

【著者紹介】
和田裕弘 : 1962年(昭和37年)、奈良県に生まれる。戦国史研究家。織豊期研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • sayan

    冷静なデタッチメントで組織内の情緒的摩擦を吸収する非代替的な潤滑油としての秀長。これはアップル社でTクックがSジョブズの情熱を冷徹な実務で実現に導いた役割に重なる。逆にEマスクやCゴーンのトップ暴走が組織与えた混乱は秀長=クックの調整機能の重要性を逆説的に示す。秀長の趣味、能楽で「清経」が名こそ惜しけれと嘆く武将の霊を描く。秀長の記録は皆無で実務に徹した結果、家臣(高虎)が名を残す引立て役か。否、秀長の存在はAIが扱えない情緒的摩擦の調整管理にこそNO2の最も重要な非代替機能が存在する点が強く記憶に残る。

  • nishiyan

    兄秀吉を天下人に押し上げた功労者にして、名補佐役であり、賢弟と評価されることが多い豊臣秀長の評伝。異父弟という通説の検討、小一郎長秀と名乗り、織田家中で一定の地位にいたところから秀吉の配下に加わるだけでなく、兄の天下取りが進捗するにつれて、名を秀長に改めた意味など興味深い指摘が多かった。信長の没後、織田から豊臣へと権力が移行する過程で頼れる藩屏のなかった秀吉が秀長を頼る面は大きく、単なる補佐役というよりは名代として弟を引き立てる必要性があったのだなと、そんなことも思った。

  • 兵衛介

    毎年大河ドラマ便乗本が数多出るが、今回も定評ある歴史家による秀長本が大豊作である。いくつか読んできたが、この本が頭一つ抜けている。秀長正室の出自について他の本では不明としている中、本書では解明している。また、武将としての政治軍事の他、交友関係、文化活動等にも目を配り、史料に基づきながらも、秀長の人となり、秀長の実像が浮かび上がってくる。史料が限られる中、秀吉の事跡に埋没することなく、秀長伝として成功している。著者は在野の歴史家でありながら、途轍もない量の史料を博捜しており、巻末の参考文献が圧巻である。

  • 辻井凌|つじー

    秀吉の天下統一を実現させた「奇跡」のひとつだ。自分の弟がどの家臣よりも優秀だったなんて奇跡以外の何者でもない。彼の影響は生きている間だけで終わらない。来年の大河ドラマではその死後の惨劇まで描かれてこそ、彼の物語が完結するのではないか。

  • ロイ

    とても読みやすかったです。

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