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ISBN 10 : 448043447X
Content Description
「チビや死ぬ時はこっそりと死んでおくれよ…」。佐藤春夫は、愛猫の死に際にこうつぶやいた。愛猫ノラが昨晩帰ってこなかったと知った瞬間に号泣した内田百〓(けん)も、転居を機に痩せてきた猫の最期を見守る夏目漱石も、猫を轢いてしまった男が追いつめられてゆく様を描いた吉行淳之介も、星新一も、武田花も、何の前ぶれもなくあちら側に行ってしまった猫に、涙し、おびえ、悼み、そして書いた。日本の小説、詩、エッセイからえりすぐった、猫好きによる、猫好きのためのアンソロジー。思わずぞくっとして、ひっそり涙したくなる35編。
目次 : 1 死んだ猫のゆくえ/ 2 ペット・ロス症候群/ 3 猫の精霊ばかりが住む町/ 4 化け猫と不思議な話/ 5 猫の一族/ 編者エッセイ 日常と異界の往還
【著者紹介】
和田博文 : 1954年横浜市生まれ。神戸大学大学院文化学研究科博士課程(文化基礎論)中退。奈良大学文学部教授、東洋大学文学部教授を経て、東京女子大学現代教養学部教授。ロンドン大学SOAS、パリ第7大学、復旦大学大学院の客員研究員や客員教授を務める。著書に『シベリア鉄道紀行史―アジアとヨーロッパを結ぶ旅』(筑摩選書、交通図書賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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KAZOO
読了日:2022/02/28
mii22.
読了日:2020/02/22
sin
読了日:2022/12/12
ペグ
読了日:2017/08/23
あたびー
読了日:2022/05/27
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