日本人美術家のパリ 1878‐1942

和田博文

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582207293
ISBN 10 : 4582207294
フォーマット
出版社
発行年月
2023年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
429p;22

内容詳細

世界中から美術家が集まるパリで、日本人美術家たちは多くの作品に触れ、時にはモネやルノワールら印象派の巨匠に直接教えを請い、目まぐるしく変化する美術界の只中に身を置いた。ジャポニスムに沸くパリは日本人を温かく迎え入れたが、同時にステレオタイプ化した西洋の日本美術観は、高い壁として彼らの前に立ちはだかる。当時の美術誌やカタログなどの膨大な資料を丹念にひもとき、総体としての日本人美術家のパリ体験をまとめた決定版。

目次 : プロローグ 「芸術の都」パリへ/ 1 世紀末のパリ、東京美術学校西洋画科、パリ万国博覧会/ 2 ポスト・インプレッショニスムと第一次世界大戦/ 3 「黄金の二〇年代」と日本人のコレクション/ 4 エコール・ド・パリ、モンパルナスの狂騒、日本人社会/ 5 世界恐慌から一九三〇年代へ/ 6 戦争の跫音とパリ脱出/ エピローグ 二〇一二年のパリから

【著者紹介】
和田博文 : 1954年横浜市生まれ。東京女子大学現代教養学部人文学科日本文学専攻教授・比較文化研究所長・丸山眞男記念比較思想研究センター長。専門は文化史・比較文化・日本近現代文学。ロンドン大学SOAS、パリ第7大学、復旦大学大学院の客員研究員や客員教授を務めた。著書に『三越誕生!―帝国のデパートと近代化の夢』(筑摩選書)、『海の上の世界地図―欧州航路紀行史』(岩波書店)、『シベリア鉄道紀行史―アジアとヨーロッパを結ぶ旅』(筑摩選書、交通図書賞)、『資生堂という文化装置1872−1945』(岩波書店)、『飛行の夢1783−1945―熱気球から原爆投下まで』(藤原書店)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • 苦茗庵主人 さん

    面白かった、これで美術展巡りがより楽しくなる。

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