OP曲「Valkyrie-戦乙女-」は、単純にカッコイイな、
と…和楽器等を使って、ロック的な音楽で、ということで…ただ、
現状、自分の関心のある部分、
単に、和楽器を使ってロック音楽を奏で歌うっていうんじゃなくて、
たとえば、ここの三味線の旋律は、
日本の○○という流派独特の特徴的な旋律で、とか、弾き方で、
とか、箏とか他の楽器でも色々、同様に…または、
日本の和楽器を使う△△という音楽ジャンルに特徴的なリズムだ、
とか…そういう部分があるんであれば、
この楽曲は、日本の伝統音楽と西洋のロック音楽等が融合した楽曲、
ってことで、興味深いし、世界にも発信出来るモノだと思うんだけど…
今の自分には…勿論、所々で、
夫々の和楽器に特徴的な演奏が入ってるなっていうのは分かるけど、
具体的にソレが、どういう音楽ジャンルの何であるのか、
っていう部分がきちんと識別出来ないので…
…その、つまり、ラテンアメリカ系でたとえると、
メキシコのソン・ハローチョと米国の音楽文化が融合したんだな、
とか、キューバのワワンコのリズムを取り込んだクラシック音楽なんだな、
とか…って感じで、単に和楽器を使ってるというだけでなく、
元々日本で発展したどういうメロディやリズム、音楽ジャンルが、
ソコに組み込まれてるのか、っていう部分…
…素朴な疑問として、日本に、そういう、ソン・ハローチョみたいに、
日常生活や文化に根付いた音楽ジャンルがあるのか?
という部分が、今の自分には、分からないんで…ソレが知りたい、
というか…。
歌舞伎座や国立劇場に歌舞伎を観に行ったり、
何処かの演芸場とかに寄席を観に行ったりすれば、そこでは、
下座音楽だったり、舞踊劇等で、○○節みたいなの…
…河東節とか清元、常盤津、長唄囃子とか…が大勢で背後で演奏されたり、
寄席のお囃子音楽みたいなのとか、を観聴きすることは出来るけど、
100年以上前とかみたいに、ソレが社会の中でメインの大衆娯楽だった時代、
ならいざ知らず、今の時代、その限られた一部分の場所でしか、
触れることが出来ないような、そういうのは…
たとえばメキシコのソン・ハローチョとかソン・ウアステコとかであれば、
冠婚葬祭の席とかで、バンドが呼ばれて、演奏して場を盛上げるとか、
そういうふうに日常生活に根付いた伝統音楽でもあるけど…
日本の伝統芸能的に呼ばれてるモノは、
今はもはや、大半の日本人にとって、そういうふうに日常に根付いたものでは、
なくなってると思うんで…………
この和楽器バンドというバンドは、そういう問題やら観点に、
何かしら思うところがあって結成されたバンドなのか、それとも、
別にそうでもないのか…その辺は、全く知らないんだけど、
コレを機会に、このバンドの楽曲をもう少し…アルバムとか、聴いてみて、
何かしら自分の中で、答えっていうか、
発見があるかも知れないし…もう少し、注目してみようかな、
と…そう思えただけでも、今回コレを、入手して聴いた甲斐は、それなりに、
あるのかも知れないな、と思っています。
…で、次、
ED曲「アイズ」は、じっくりフルコーラスで聴いてみると、
歌詞内容と歌声と、いい感じでマッチしていて、
意外と思った以上に、いい曲だったんだな、という印象。
そんな相手と、出逢えればいいよね…
とかも思ったりしつつ。
…とりあえず、昔は、OP曲とED曲とがセットで1枚のCDで出るのが、
当たり前って感じだったのに、最近は、
別々にCDになってたりして、無駄に金かかってウンザリだな、
と思うことが多い中、コレはセットだったんで、よかったな…というか、
別々だったら、買わなかったかも。
そういう意味では、巡り合わせ的に縁があったということかな…
ってことで、今後も気長に、じっくり聴き続けて、色んな観点から、
楽しめればいいな、と思っています。