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学校を変えるいじめの科学

和久田学

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784535563773
ISBN 10 : 4535563772
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2019
Japan

Content Description

いじめ対策にエビデンスを!経験則では子どもを救えない。世界の研究で効果の確かめられた手法を、教育現場で使いこなそう。

目次 : いじめ対策になぜ「科学」が必要なのか―経験則の罠/ 第1部 いじめを科学で捉える(いじめをキーワードで定義する―「いじめ」と「いじり」を切り離す/ 加害者―シンキング・エラーをどう正すか/ 被害者―沈黙・孤立を防ぐために/ 傍観者―いじめ防止の鍵を握る存在/ ネットいじめ―現状と対策/ いじめを縦軸と横軸で整理する)/ 第2部 いじめを予防する(いじめ対策の前提―教師が傍観者から脱し、加害モデルにならないこと/ 包括的取り組みの必要性/ いじめ対策の全体デザイン/ いじめ予防授業を始める前に/ いじめ予防授業の具体的内容/ 保護者支援のデザインと方法―何を知らせ、どう支援するのか/ 学校風土を改善する)/ 第3部 起こってしまったいじめに対応する(いじめが生じた後の具体的介入/ わが子が加害者・被害者になったとき、保護者は何をすべきか/ 二次障害としてのいじめ―いじめ重大事態に含まれる気になるケース/ 教育に科学を)

【著者紹介】
和久田学 : 1986年静岡大学教育学部卒業。その後2011年まで特別支援学校教諭として勤務。2012年大阪大学大学院大阪大学・金沢大学・浜松医科大学連合小児発達学研究科後期博士課程修了(小児発達学)。現在、公益社団法人子どもの発達科学研究所主席研究員、大阪大学大学院連合小児発達学研究科特任講師。子どもの問題行動(いじめや不登校、暴力行為)の予防・介入支援に関するプログラムや教材の開発、支援者トレーニングに取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 香菜子(かなこ・Kanako)

    学校を変える いじめの科学。和久田学先生の著書。どうしていじめが発生してどうしていじめがなくならないのかという疑問に世界の研究と研究成果を使って回答してくれます。いじめは日本だけの問題じゃないのだから、世界の研究者たちのいじめ研究の研究成果を日本でももっとも取り入れればいいのに。日本の研究者たちのいじめ研究の研究成果が特別にすぐれているならまだしもそうではないはずだから。

  • かおりんご

    教育書。いじめについて論理的に解説されている。いじめの被害者をつくらないだけでなく、加害者も生み出さない手立てが必要。そのためには、傍観者を育てていくことだと思った。

  • 小鈴

    個人の経験より「科学」的知見を共有して問題解決を目指す。いじめを深刻化するのは加害者の「シンキング・エラー」(あれは遊びだったなど)と「アンバランス・パワー」(傍観者、教師が加害側につかない)。このどちらかを崩す。被害者、保護者、教師も「個人」で対応しても解決しない。「包括的」な対応しなければいじめはなくならない。いじめは予防が重要で、次に初期消化、介入支援までいくとき被害・加害、傍観者への影響は大きい。いじめをしにくい雰囲気の学校文化を生み出すこと。日本にもいじめ予防プログラムがある。→

  • とみやん📖

    堅い専門書だが友人に勧められ読んでみた。学校現場に調査やプログラムを持ち込み研究の対象とすることは欧米では広く行われているようだが、我が国では今一つ進んでいない。「いじめをなくす」「体罰はいけない」「被害者は悪くない」の言葉一つとっても昭和育ちの自分は綺麗事に感じてしまう気持ちも正直なところあるが、それは時代遅れで、世の進歩から背を向けた考えと理解した。わが子への接し方には身につまされた。加害者の特徴はシンキングエラーにあるとの指摘は重要。複雑な背景(モデルケース、家庭環境、発達障害など)への理解も重要。

  • Takashi Inoue

    いじめを深刻化させる2つのキーワード アンバランスパワーとシンキングエラー いじめは学校と大人の問題。

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