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ザ・キンクス 書き割りの英國、遙かなる亜米利加

Koji Wakui

User Review :4.5
(2)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309291352
ISBN 10 : 430929135X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
 Kinks

Content Description

『ローラ対パワーマン・マネーゴーラウンド組』50周年。ロック史上最も文学的かつ労働者階級的なロンドンの英雄の真価を世界に問う、空前絶後のコンプリート・ガイド。

世界初! ソロ作、シングルを含む完全ディスコグラフィ&バイオグラフィ
英国文化の深淵に迫る論考で構成された究極の研究書
執筆:犬伏功、中村俊夫、真下部緑朗、森次郎、山田順一、和久井光司

ザ・キンクスとは?
1964年にデビュー、「ユー・リアリー・ガット・ミー」のヒットで一躍世界的なバンドになったザ・キンクスは、65年後半に早くもフォーク・ロック路線に転じ、「サニー・アフタヌーン」や「ウォータールー・サンセット」のヒットで、“最もロンドン的なバンド” と評される。
68年には『ヴィレッジ・グリーン・プリザヴェイション・ソサエティ』でロック・オペラに踏み込み、英国市民の生活に根ざした歌詞とヴォードヴィル調の曲でシェイクスピアに匹敵する“悲喜劇”をものにした。
71年にRCAに移籍するとミュージカル路線のアルバムを連発しながら“憧れのアメリカ”や“ショウ・ビジネス界の光と影”を皮肉に描き、レイ・デイヴィスはロック界随一の文学系ソングライターと評される。
80年代に入るとパンクに呼応するように初期のガレージ・サウンドへの巧みな回帰を見せ、世界屈指のライヴ・バンドとなっていった。
2012年のロンドン・オリンピック閉会式ではレイ・デイヴィスがソロで「ウォータールー・サンセット」を歌い、ご当地バンドとしての絶対的な人気を見せつけた。
解散声明もないまま96年以来ライヴ活動を停止しているものの、レイ・デイヴィス、デイヴ・デイヴィスはソロで秀作を残し、この10年はオリジナル・アルバムのリマスター拡大版シリーズで新たなキンクス・ファンを増やしている。

【目次】
Chapter1:THE STORY OF THE KINKS
Chapter2:ORIGINAL ALBUMS
Chapter3:SINGLES, EPS & ON STAGE
Chapter4:COMPILATIONS & REMASTERS
Chapter5:SOLO WORKS OF RAY DAVIES
Chapter6:SOLO WORKS OF DAVE DAVIES
Chapter7:OTHER WORKS & KONK RECORDS


《著者》
和久井 光司(ワクイ コウジ)
1958年生。総合音楽家。スクリーン等を経てソロ活動を開始し、ボブ・ディラン公認カヴァー集『ディランを唄う』等の作品を持つ。著書に『「at武道館」をつくった男』、『放送禁止歌手 山平和彦の生涯』等。

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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キンクスの本はいままであまりなかったので...

投稿日:2021/07/04 (日)

キンクスの本はいままであまりなかったのでありがたい出版です。それほどレアな情報があるわけではありませんが、長いキャリアがそつなくまとめられておりファンなら持っていて損の無い内容ではないかと思います。

watatak さん | 兵庫県 | 不明

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英国4大バンドのなかでも、もっとも知名度...

投稿日:2021/06/28 (月)

英国4大バンドのなかでも、もっとも知名度が低く過小評価されているバンドではないだろうか。 90年代は来日があったり、主要なアルバムがリイシューされて、そこそこ情報もあったけど、いまは新譜もほとんど期待できないし仕方ない面もあるかなあ。 大好きなアーサーやローラの50周年盤も国内仕様ではでないし。 まあそんななかでも最新の情報をアップデイトできる本書はファンとしては非常にありがたい出版。 60年代もいいけど70年代の、とくにRCA時代が大好きなのでにんまりする箇所も多数。 ソープオペラあたりを映像とともにリイシューしてほしいな。

dylan77 さん | 兵庫県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • O-chami

    和久井さん渾身のシリーズ、永く積んどいた2作目。 ロック史上最も文学的かつ労働者階級的なロンドンの英雄の真価を世界に問う、英国文化の深淵に迫る論考〜究極の研究書。 このシリーズは、和久井さんの序文がいつも圧倒的に面白い! 其々のバンドと青春時代にどう出会い、どんな影響を受けて今に至るか〜その時々のエピソードにジンと来ちゃう😂 BGMは、「No More Looking Back〜振り返ったりはしないのだ」🎶〜「A Rock'N'Roll Fantasy」🎶🎶🎶

  • ロックスターKJ

    評価:★★★★☆ 4点 93年、95年の来日公演を思い出して胸が熱くなった。これを機にまた聴き込んでいきたい。

  • 金北山の麓に生まれ育って

    【英国4大ロックバンドのマニア向け、題名を「レイ・ディビスとその仲間」に変えるべき】殆どリーダーのレィディビス評伝、傑作有れど他の3大バンドより全然売れなかった。レイのワンマンバンドだったし根暗さが過ぎたのだろう(読めば読むほど各作品の屈折捻じれ解りにくさは文学作品みたい)、同質の暗さを動力にして逆に狂暴な作品とステージを展開しレイの革新的な作品をパクりつつでも解り易さを打ち出したWhoのピートタウンゼントとは対照的、Whoファンの私は著者のキンクス依怙贔屓に反発するものの確かにレイの方が文学的には高度だ

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