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日本史 敗者の条件 Php新書

呉座勇一

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569858456
ISBN 10 : 4569858457
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
January/2025
Japan

Content Description

勝者の成功物語よりも敗者の失敗から教訓を得るほうが意義がある。源義経、織田信長、西郷隆盛など、反面教師から学ぶ圧巻の日本史!

【著者紹介】
呉座勇一 : 国際日本文化研究センター助教。1980年、東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。東京大学大学院人文社会系研究科研究員、東京大学大学院総合文化研究科学術研究員などを経て現職。日本中世史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • trazom

    源義経/西郷隆盛/山本五十六を現場主義・プレーヤー型、明智光秀/石田三成/田沼意次をサラリーマン社長型、後鳥羽上皇/織田信長をオーナー社長型と分類するところまでは面白いが、この分類が「敗者の条件」という論考に上手く結びつかない。義経/西郷/光秀/三成はなぜ謀反を起こしたか、田沼/信長は本当に改革者なのか、五十六/後鳥羽上皇の失敗の原因は何かなどに関して、旧来の先入観に捉われず、最新の学説を紹介した考察は興味深いが、個別の議論に終始してしまい、「敗者の条件」としての普遍的な分析に広がらないことが残念である。

  • skunk_c

    PHPの月刊誌『Voice』連載のものをまとめたもの。したがって現代会社経営への教訓といった視点がかなり盛られており、それとは無縁な読者からするとやや鬱陶しい。しかし内容は著者らしく先行研究を踏まえて比較考量したものであり、また特に専門分野の中世に関しては鋭い視点で論じている部分が多い。それこそ歴史に「素人」な著者の論に対しては容赦ない批判を加えているのが痛快。また、西郷隆盛の項では征韓論争の学界の通説は西郷征韓論説としておきながら、敢えて深入りしなかったのは、きちんと論証するには紙面が不足だからだろう。

  • 内藤銀ねず

    呉座さんの著作は、「もっと読んでいたい、止められない本」になりました。なにしろ歴史上の人物に対しての評価軸がはっきりしている。人物に対する好悪でなく、一次資料から浮かび上がる人物像の輪郭をきちんと捉える。また、著作ごとに「何を目的として書くか」が一貫していて、無駄が少ない。まさにそういうところが他の研究者(または歴史オタク)からは攻撃的と思われてしまうのかもしれないな、とも思った。少なくとも私にとっては「私が気づいてないこと(または知らないこと)を理路整然と教えてくれるひと」です。

  • きゃれら

    司馬遼太郎をはじめとする歴史小説、主に作家が書く歴史本などで一般には定説的に扱われる説を、当時の文書を基にひっくり返していく。言われてみれば、ということも結構あって、例えば織田信長はしょっちゅう裏切られているという話は、浅井長政、松永久秀、荒木村重等々大河ドラマレベルでもしょっちゅう出てきて、そういうふうに言うドラマや歴史ものはなかったから気づかなかったが、光秀に寝首かかれるのは経験から学んでないと言えるのだろう。そのほか意外な見方が満載で、いい加減なビジネス本では学べない教訓が書かれている。

  • ベンアル

    図書館本。応仁の乱の著者が、織田信長から山本五十六までサラリーマンの型に分けて、それぞれの歴史と敗因を振り返る。各人の歴史や諸説がわかってよかった。

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