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爆弾 講談社文庫

呉勝浩

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065363706
ISBN 10 : 4065363705
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2024
Japan

Content Description


東京、炎上。正義は、守れるのか。


些細な傷害事件で、とぼけた見た目の中年男が野方署に連行された。
たかが酔っ払いと見くびる警察だが、男は取調べの最中「十時に秋葉原で爆発がある」と予言する。
直後、秋葉原の廃ビルが爆発。まさか、この男“本物”か。さらに男はあっけらかんと告げる。
「ここから三度、次は一時間後に爆発します」。
警察は爆発を止めることができるのか。
爆弾魔の悪意に戦慄する、ノンストップ・ミステリー。




【著者紹介】
呉勝浩 : 1981年青森県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業。2015年『道徳の時間』で、第61回江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。’18年『白い衝動』で第20回大藪春彦賞、’20年『スワン』で第41回吉川英治文学新人賞及び第73回日本推理作家協会賞を受賞、’23年『爆弾』で『このミステリーがすごい!2023年版』国内編、「ミステリが読みたい!2023年版」国内篇で第1位に輝いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G

    たしか『方舟』と同じ年に刊行されて人気を二分した作品…だったはず。続編が出たということで急に気になって読んでみた。なるほどと納得のクオリティで一気読み。スズキタゴサクと取調官の会話だけでもじゅうぶん面白いのに、警察署の外での色々な出来事がまたよく描かれており、事件の顛末も凝っていて濃度高め。あまりにもスズキがぽっと出で事件に絡んできたなと感じる部分はあったけれど、続編が出ている今であれば違和感ない。何気に著者の作品は初だったので『スワン』なども読んでみようか。

  • しげき

    終始恐怖と絶望を感じながら読んでました。スズキタゴサク、この化け物どうすれば懲らしめる事が出来るのか。

  • ハゲおやじ

    初読みの作家。映画化され気になっていた本。犯人を取り調べで追い詰めようとする警察と異常なまでの対応で警察を手球にとるタゴサクの行き詰まる攻防。精神的に参っている 今の私には、タゴサクの対応は嫌悪のみで読み進めるのが辛かった。しかし、第二部からは面白くなって一気読みだった…って 複雑な人間関係と驚きのタゴサク落ちには息を飲んだね。私なら こんな奴 指では無く 腕をへし折ってやるけどね(コイツの思う壺だけど)。既に続編が出ているけど、コイツどうなってんのかなぁと読みたくなっちゃうね。

  • 粗晒し六兵衛

    ★★★★☆ 取調室での会話だけなのにめっちゃ面白い。スズキタゴサクめっちゃ喋る喋る。1聞くと100返ってくるみたいな。途中からこの何とも言えないムカつく感じがクセになるよね。あはっ。爆弾だけにこういうのはタイムリミットギリギリで阻止できて人が死なないのが多いけどこれは違うからそこがまたいい!映画化するけど演劇の方が向いてそう。

  • ま〜くん

    スズキタゴサク。人を食った名前と誰の目にも止まらないさえない風貌。しかしこの男には不思議な霊感があるらしい。◯時頃に◯◯で爆発が起こりそうかな予感がする。次々と予想が当たり取調官は戸惑う。支離滅裂な言葉に振り回される中、一人スズキと対峙出来る刑事が現れた。スズキとこの取調官の攻防は見応え抜群。真相に辿りついた時は今年読んだ中でイチオシのサスペンスに酔っている自分がいた。首都東京で次々に爆弾が炸裂していく恐怖は決して絵空事ではない。警察の歪み、弱さ、人間臭さに辟易しつつも最後は信頼したい自分がいた。激推薦。

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