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パクス・ブリタニカのイギリス外交 パ-マストンと会議外交の時代

君塚直隆

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784641173224
ISBN 10 : 4641173222
Format
Books
Release Date
November/2006
Japan

Content Description

19世紀半ばのヨーロッパに、会議外交を通じて協調体制を築き上げたパーマストン英外相。ねばり強い交渉とイギリス流自由主義の伝統に基づいた、パクス・ブリタニカ絶頂期におけるジェントルマン外交の神髄を描く。

【著者紹介】
君塚直隆 : 1967年、東京都に生まれる。1990年、立教大学文学部史学科卒業。1993‐94年、英国オクスフォード大学セント・アントニーズ・コレッジ留学。1997年、上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程修了。神奈川県立外語短期大学助教授(イギリス政治外交史、ヨーロッパ国際政治史専攻)、博士(史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 南北

    「砲艦外交」やアヘン戦争当時のイギリス外相として知られているパーマストンが大国首脳の会議(Congress)ではなく外交官などの全権大使が行う会議(Coference)外交によってヨーロッパの秩序を守っていこうとした姿を描いています。各国の外交官との駆け引きだけでなく、ときにはヴィクトリア女王に無断で物事を進めていくため、女王の反発を招く様子も印象に残りました。パーマストンはアイルランド貴族ながら貴族院ではなく下院議員として活躍するところなどは歴史を積み重ねてきたイギリスらしい特色だと思いました。

  • ソーシャ

    パーマストン外交に焦点を当てて、ベルギー独立問題からシュレスヴィヒ・ホルシュタイン問題までの英国の外交史を詳述した研究書。この時代の外交の特質である会議(Conference)外交という視点から、国際問題をめぐる各国の思惑や外交官の動きが細かく描かれています。保守主義と自由主義が対立していた時代にパーマストンは利害交渉をいかに行っていたか、そして、その体制はどのように変容していったのかについて解説されているので、ヨーロッパ外交史に興味がある人にお薦めです。

  • さいごの砦

    大英帝国絶頂の19世紀の外交をパーマストンを主人公にかなり細かく書かれたもの。難解なところもあるが、単なる事実の羅列ではなくパーマストン政治家として外交にかける情熱、その他メッテルニヒ、ビスマルクなどの歴史上有名な他国指導者との駆け引きなど物語のように楽しめるところもあった。

  • 三日瀬

    単語として良く聞く砲艦外交のせいかパーマストン外交期に強硬姿勢のパワーゲーム的な舵取りをしている印象を受けるものの、実際には海軍力の限界を見極めた上での交渉外交が主流だったり、ベルギー独立の筋道とかも。

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