ペンギン鉄道 なくしもの係 幻冬舎文庫

名取佐和子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344422056
ISBN 10 : 4344422058
フォーマット
出版社
発行年月
2014年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
353p;16

内容詳細

電車での忘れ物を保管する遺失物保管所、通称・なくしもの係。そこにいるのはイケメン駅員となぜかペンギン。不思議なコンビに驚きつつも、訪れた人はなくしものとともに、自分の中に眠る忘れかけていた大事な気持ちを発見していく…。ペンギンの愛らしい様子に癒されながら、最後には前向きに生きる後押しをくれるハートウォーミング小説。

【著者紹介】
名取佐和子 : 兵庫県生まれ。明治大学卒業後、ゲーム会社でRPG制作に携わる。退社後、フリーライターとして、ゲームやドラマCDのシナリオを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • へくとぱすかる さん

    改札を出ても公園だけ。電機企業の敷地内にあり、コンビナートと海に囲まれた支線の駅、とすれば、モデルはあの駅しかない。かつては茶色のクモハ12も走っていた。現実と違うのは、もちろんペンギン。どうしているのか、何も説明されないが、しかし心にしみこむストーリーが幾編も続く。クライマックスはラストの四編目。何とそれまでのすべてが……。そういう背景があったのかと。もっとも心に残ったセリフは「自分が理解できないものや人間を、否定しないでほしい。否定されたら、された方もまたあなたを否定してしまう」。これは耳が痛い。

  • ちょこまーぶる さん

    鉄道好きとしては、少し期待しすぎちゃったかもしれないけど面白く読んだ一冊でした。いくつかの話で構成されているんですが、どの話も心が温かくなるような話ばかりで読み進めて気持ちが良かったですよ。読んでいてペンギンがどんだけ活躍するのかなぁ〜と思っていても、なかなか活躍しなかったのが、最後の話で「そうだったんだぁ〜へぇ・・・」となりましたね。そして、読後には前を向いて進んでいける勇気をちょっぴり後押ししてくれるような感じでした。後は、ペンギンベーカリーのパンを食べたくなりましたね。鉄道描写が少なくて残念でした。

  • 紫 綺 さん

    都心近く臨海工業地帯の海狭間駅にある「なくしもの係」で働く、赤いサラサラ髪のヨカニセとジェンツーペンギン。その唐突な設定には、ちゃんとした訳が・・・。一つ一つのエピソードがリンクし合って、感動のエンディングへと収束していく。そうだったのか・・・やっぱ生きなきゃ!!と思わせてくれる現代ファンタジー。

  • ポップノア@背番号16 さん

    どっかの駅の「猫の駅長さん」的なマスコットなのかと思っていたけど、違いました。ちゃんと意味がありました。すべての謎を回収して読者を(少なくとも私を)号泣させてしまう名取先生はスゴイです! 「金曜日の本屋さん」はじめ、全作品大好きです! サイン下さい。

  • yanae さん

    ずっと気になっていた名取さん初読み。ペンギン鉄道忘れ物係、タイトルから言ってファンタジー系かなとおもっていたら、いい意味の裏切り。ハートウォーミングストーリーが続く中、最後に伏線回収ですごくすっきり!期待以上の良作でした。名取さんすごい。他の作品も俄然読みたくなりました。忘れ物係に忘れ物を取りに行くと、気持ちが軽くなって幸せな気持ちに。全部の話がそれぞれよかったですが、やっぱりラストの話がよかったな。登場人物が最後に少しずつ出てくるのもよかったです。

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