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崖の下の魔法使い ティーンズ文学館

吉野万理子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784052054075
ISBN 10 : 4052054075
フォーマット
出版社
発行年月
2021年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
224p;20

内容詳細

転入した小学校にいまいちなじめないミケは、前の学校の友達との日々を思い出していた。ミケが同級生の大河とともに訪れた石造りの家には、ふしぎな魔法使いが住んでいて、子どもの思い出をあずかるという。ある日、前の学校のクラスメイトからとどいたメールを読んで胸が痛くなったミケは、魔法使いに思い出をあずけようとするが…。崖の下のふしぎな空間を舞台にくり広げられる、友情ストーリー。

【著者紹介】
吉野万理子 : 神奈川県出身。2005年、『秋の大三角』で第1回新潮エンターテインメント新人賞を受賞。多数の作品がある

宮尾和孝 : 東京都出身。バンド・GOING UNDER GROUNDのジャケットイラストを描いたことがきっかけで画家としての活動をスタート。作品多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • chimako さん

    小学生が主人公の魔法使いが出てくる「ファンタジー」なのかな……見かけで判断するのは良くないとか、身内の死とか、離れてしまった友だちとの友情や恋愛未満の初々しい感情とか、大人になったら見えなくなるカフェとか、盛りだくさんだが全体的にうっすらした印象。小学高学年や中学1年生辺りが読者層なのだろう。行間も広く改行も多くざっと読める。魔女に思い出を預けるとその思い出は消えてなくなるから失敗や辛いことはなかったことになる。この年になると失敗も反省も嫌なこともたくさん有るけどなかったことには出来ないんだよね。

  • ☆よいこ さん

    児童書。小学6年生のミケは運動が得意で明るい女の子。転校先でもうまくやっていく自信があったのに何故か失敗した。ミケは海辺の崖下にある「おもいで質屋」と呼ばれる不思議な家に出会う。そこには魔法使いがすんでいて、子供の要らなくなった思い出を買い取ってくれた。ミケは友達になった大河、夕紀と一緒におもいで質屋に通う。▽忘れたい思い出を魔法でスッパリ忘れさせてくれてお小遣いまで貰えるとか小学生にとって夢のような話で、ワクワクする。しかも思い出したかったらお金を返して取り戻し可能。優しい魔法使いさんでした。

  • tomtom さん

    子どもが面白いと言っていたので読みました。思い出を預けたら記憶から消えてしまうけど、辛い思い出も必要と気づくミケたちはすごい。子どもが安心して寄れていろいろ話す場所、相手が居るのは素敵だな。

  • cooky さん

    読んじった。🐌

  • 如月小町 さん

    思い出を買う魔法使いと、その家に来る小学生たち。ファンタジー要素だけでなく、友情や家族への思いがしっかりと書かれていて、優しい思いで読了。

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人物・団体紹介

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吉野万理子

作家、脚本家。2005年『秋の大三角』で第1回新潮エンターテインメント新人賞、『劇団6年2組』で第29回、『ひみつの校庭』で第32回うつのみやこども賞、脚本ではラジオドラマ『73年前の紙風船』で第73回文化庁芸術祭優秀賞を受賞

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