バンクシー 壊れかけた世界に愛を

吉荒夕記

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784568202755
ISBN 10 : 4568202752
フォーマット
出版社
発行年月
2019年09月
日本
追加情報
:
236p;22

内容詳細

「アートの世界は、最大級のジョークだよ。」

なぜ、作品はオークション会場で細断されたのか?
世界各地で巻き起こされる”事件”から、覆面アーティストの真相に迫る。

著者の吉荒夕記は、ロンドン在住で博物館学を専門にする研究者。ミュージアムを舞台にしたゲリラ展示でバンクシーの標的側に立たされたことがきっかけとなり、バンクシー研究を開始。本書では、世界各地に仕掛けられた ”いたずら” や ”事件” を追いながら、バンクシーが投げかけるメッセージの真意に迫っていく。

翻訳書を除く日本語でのバンクシー論の刊行は初。日本では馴染みの少ないストリート・アートが生まれた背景や、作品理解に欠かせないイギリスの社会問題まで丁寧に解説し、ストリート・アートとは、バンクシーとは、を一から知りたい人の入門書としてもおすすめできる。

【目次】
プロローグ
第一章  バンクシー、三つの事件簿
第二章 覆面の謎
第三章 ストリートアートと場の密接な関係
第四章 アートに風穴を
第五章 分断の壁に描く
エピローグ
バンクシーの経歴

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • マエダ さん

    有名ミュージアムで勝手に作品を展示したり、動物園の檻の中に侵入してメッセージ性の強いアートを残したりと何かと話題に尽きないバンクシー、日本ではまだあまり受け入れられていないストリートアートの世界を知ることができて良かった。

  • s-kozy さん

    バンクシー展に行くための準備で読む。このコロナ禍で行けないまま。果たして行くことができるのか?

  • Fondsaule さん

    ★★★★☆ 謎の多いストリート・アーティスト バンクシーの本。反戦・反大量諸費・反監視社会のメッセージを世界に送り続け、今では既にセレブになっているという。バンクシーについて書かれた本だけど、正体が明かされるわけではないのだね。

  • yyrn さん

    絵や音楽、スポーツ観戦でさえ、文章でその感動を再生したり、疑似体験することはできるが、でも識者や経験者の言葉に影響されて、自分の気持ちや意見が修正されるのは少し残念で、どうしてその視点で見ることができなかったのかという思いに駆られたりする。ちょっとすかした言い回しが鼻につくが、大英博物館のキュレーターを務めた研究者としての経歴が、そんな言い方をさせているのかなと思いながら読んだ。研究者として主題を絞って紹介してくれるので、よく聞くけど、バンクシーって何?という人には良い本だと思う。良い面と悪い面を知る。

  • 源 さん

    バンクシーは世界中のどこの壁にも彼が訪れて何か描いてくれるのではないかという期待を抱かせてくれる。正体を隠すからこそ政治的なメッセージも出せる。そのためにはどんなこともやる。ストリートアートだけじゃない。その全容がこの一冊で見渡すことができた。キースヘリングにもバスキアにも出来なかったことを彼だけができるのだ。2019.9.10

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人物・団体紹介

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吉荒夕記

大学共同利用機関法人国立民族学博物館でミュージアムエデュケーターとして勤務。その後、英国レスター大学大学院博物館学部での修士課程を経て、ロンドン大学東洋アフリカ研究所の美学部で博士課程を修了。大英博物館のアシスタント・キュレーターを経て現在、ロンドンでArt Logueというミュージアム・コーディネ

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