Books

建築家・吉田鉄郎の『日本の住宅』

吉田鉄郎

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784306052376
ISBN 10 : 4306052370
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2002
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1935年にドイツで出版され、欧米でロングセラーとなった幻の名著の復刊。木造の清純さに日本的モダニズムの手法を見出した著者が、建築家の眼で日本の住宅を図解する。木造のデザインを理解する絶好の入門書。

【著者紹介】
吉田鉄郎 : 建築家。1894年5月18日、富山県の五島家に生まれる(1919年に吉田姓となる)。1915年第四高等学校卒業。1919年東京帝国大学建築学科卒業、逓信省経理局営繕課に勤務。以降、逓信省技師として設計活動に精力を注ぎ、「逓信建築」の黄金時代を築く。1931〜32年欧米出張。1946年日本大学教授。宮内省主殿寮嘱託、鹿島建設設計顧問を兼任。1949年脳腫瘍発病。1956年逝去(享年62歳)。帝都復興記念賞(1931)、日本建築学会賞(1952年度、著書『Japanische Architektur』)受賞

近江栄 : 建築史家。1925年東京都生まれ。50年日本大学工学部(現・理工学部)建築学科卒業。工学博士。現在日本大学名誉教授、中央工学校STEP館長、建築家フォーラム代表幹事

向井覚 : 建築家。1921年北海道生まれ。44年東京帝国大学建築学科卒業。逓信省に入省後、日本電信電話公社建築局次長を経て、共立建設社長、第一建築社長、東京建築士会会長を歴任

大川三雄 : 建築史家。1950年群馬県生まれ。73年日本大学理工学部建築学科卒業、75年同大学院博士前期課程修了。現在、日本大学理工学部専任講師。博士(工学)

田所辰之助 : ドイツ近代建築史家。1962年東京都生まれ。86年日本大学理工学部建築学科卒業、94年同大学院博士後期課程修了。現在、日本大学短期大学部専任講師。博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • roughfractus02

    1935年ドイツ語で刊行され、2002年に邦訳された本書は、西欧における戦前の日本建築の紹介であり、その邦訳によって戦前の日本建築の現代への紹介でもある。重要なのは、ブルーノ・タウトの来日時に日本建築を案内した著者が、タウト建築を意識しつつ、天地根元宮造りから伊勢神宮や出雲大社等の寺社建築を説明する点だろう。多数の写真によって解説される床の間や建具等の分類は、ドイツ留学を経て逓信建築(東京中央郵便局等)を手掛けたモダニズム建築家としての著者のフィルタを通してシンプルなイメージに統一されているように思える。

  • Koki Miyachi

    日本の近代建築の先駆者吉田鉄郎による1935年にヨーロッパで発行されたドイツ語の著作の日本語訳。1950年代以来、ロンドンとニューヨークで英語訳も出版され、ロングセラーとなっているという。日本語版の出版は2002年と遅い。日本人で建築を仕事にしているとしても、改めて日本の伝統的な美意識、歴史、風土、建築を考え直す契機を与えてくれる名著。日本の建築は、自然に寄り添い、自然を愛でて、ともに時を過ごす存在なのだと改めて実感させられる。今一度歴史を紐解いて、日本独自の価値観や伝統美を再評価する必要がありそうだ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items