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ISBN 10 : 4623082784
Content Description
鉄道事故の中でもトンネル火災事故は甚大な被害に繋がるリスクが高い。本書は、日本で最も多くの死傷者を出した北陸トンネル火災事故と世界的にみても大規模な人的被害が出た韓国の大邱(テグ)地下鉄火災事故を中心に、乗客の避難行動、乗務員などによる救助活動に関する証言を収集・分析。被害拡大に影響を及ぼす様々な要因を分類、検証し、得られた知見から、従来の対策における課題や、異常時に遭遇した乗客の心理状況を踏まえた被害軽減策の提言を行う。
目次 : 序章 甚大な被害をもたらす鉄道トンネル火災事故―事故の現況と特徴(我が国の交通市場における鉄道の役割/ 鉄道事故の発生状況と鉄道における火災事故 ほか)/ 第1章 鉄道トンネル火災事故の歴史と異常時の人間心理・行動特性(鉄道トンネルにおける火災事故の歴史/ 火災のメカニズムと鉄道におけるトンネル火災事故の特徴 ほか)/ 第2章 山岳トンネルにおける火災事故(山岳トンネルの建設/ 北陸トンネル火災事故 ほか)/ 第3章 都市トンネル(地下鉄)における火災事故(都市トンネル(地下鉄)の建設/ 大邱(テグ)地下鉄火災事故 ほか)/ 第4章 効果的な避難誘導の検討(鉄道における従来のトンネル火災対策/ 鉄道以外の火災事例の分析と対策 ほか)
【著者紹介】
吉田裕 : 1972年生まれ。1995年西日本旅客鉄道株式会社入社。線路の保守関係業務に携わった後、大和軌道製造株式会社や鉄道総合技術研究所への出向を経て、軌道材料(主に分岐器)の開発などを担当。2006年より同社安全研究所に勤務。2016年関西大学大学院社会安全研究科後期博士課程修了、博士(学術)。2017年関西大学社会安全学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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