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ISBN 10 : 4883035441
Content Description
シェレ、ロートレック、ミュシャ、…。街に氾濫する大型の広告ポスター。大量に流通し始めたポピュラー・イメージの衝撃に画家やデザイナーはいかに対峙し、美術批評家、文化政策、産業界はどう関わったのか。フランス美術史への新しい視点。
目次 : 第1部 “アフィショマニ(ポスター愛好)”とポスター芸術論の形成(十九世紀末フランスの“アフィショマニ”とロジェ・マルクス/ 二〇世紀に臨む広告芸術論―ギュスターヴ・カーン著『街頭の美学』(一九〇一年)/ 世紀転換期のジュール・シェレ―ポスターから公共装飾画へ)/ 第2部 画家として、ポスター・デザイナーとして(ジェームズ・ティソ作“パリの女”シリーズ―油彩画と版画(リトグラフ/エッチング)の双方向的関係/ パリのミュシャ再考―ミュシャはポスターの巨匠であったのか?/ 領域横断する芸術家トゥールーズ=ロートレックのポスター)/ 第3部 ポスター芸術の産業化と制度化(二〇世紀初期フランスのポスターをめぐる広告業と現代芸術家連盟/ 醜いヌーディズム―一九三〇年代現代芸術家連盟批判に見る伝統主義とその背景/ ポスター美術館の誕生(一九七八年)―現代フランスのポスター受容と文化政策)
【著者紹介】
吉田紀子 : 学習院大学文学部教授。東京都出身。学習院大学、同大学院で学び、2003年パリ第10大学にて美術史学博士号取得。中央大学准教授・教授を経て、2018年より現職。専門は西洋近代美術史・デザイン史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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