カリフォルニア物語 第2巻 小学館文庫

吉田秋生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784091910028
ISBN 10 : 4091910025
フォーマット
出版社
発行年月
1994年11月
日本
追加情報
:
16cm,349p

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読書メーターレビュー

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  • 匠 さん

    登場人物達の中、ヒースの弱さ脆さが色濃く描かれていた2巻だったためか、女性達のほうが自分自身をしっかり持って、心の赴くままに行動している気がしたし、それが魅力的に映った。また、ヒースに対して良かれと思ってやっている言動がすべて裏目に出て悩む彼の父親の姿が、なんだかやけに心に残ってしまった。父と息子ってわかりあえたら最強に絆が深まりそうなのに、どこの家庭もこういう一時期を過ごすものなのかもしれない。恋愛エピソードより、ドラッグに溺れる裏腹な気持ちやそれぞれの家庭の描き分け、そんな重さのほうが印象的だった。

  • hiro さん

    第二巻は、ヒースの家庭、インディアンとの出会い、そして麻薬中毒にされてしまったカルフォルニア時代のことと、ブッチがキャリーを妊娠させたことから、ヒースとイーヴを巻き込んで起こる事件が中心。巻末の対談で吉田秋生さんの原点は『真夜中のカーボーイ』だということで、なぜニューヨークを舞台とした漫画なのかが少し分かった気がした。『真夜中のカーボーイ』を映画館で観たくなった。午前十時の映画祭で、もう一度上映してくれないかなぁ。

  • すみの さん

    ヒースを家族のように見守る人物がアパートメント住人のインディアン、アレックス、兄嫁スージー達。ヒースが自分の部屋から追い出そうとしないイーヴにもまるで家族のように無意識に接している。忌まわしい経験をしているのにヒースを慕うイーヴが良い子(といっても20歳前だけど)。ヒースへの気持ちに気付いたイーヴが自分から部屋を出ると切り出す場面は切ない。明るいカリフォルニアでなく、灰色のニューヨークという場所が彼らに降りかかる出来事は良い事ばかりではないと暗示。明日が見えないという焦燥感を抱え生きる不安を感じる。

  • 青龍 さん

    中古書店で格安で購入。暫く積んでいました。連載で(部分的に)読んでいた作品だけど、文庫の発売からでも、20年...懐かしいはずだわ。アメリカの「(きれい事だけでない)青春」を感じた、最初の漫画です。そして何より、巻末の栗本先生との対談にジーンとしてしまいました。

  • モルテン さん

    カリフォルニアでのヒースの過去の話がメインとなる今巻。2巻にきてようやく私は、この漫画は『夢見る頃をすぎても』のアメリカ版であり、この漫画の日本版が『河よりも長くゆるやかに』なのだと気付いた。過去からの痛みや傷、生きづらさを抱えた若者たちの群像劇であり、父親から去った/去られた息子や娘の物語でもある。そう考えるとこの系譜は『海街diary』にまで連なる。巻末の中島梓との対談が興味深い。

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人物・団体紹介

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吉田秋生

東京都出身。1977年、別冊少女コミック「ちょっと不思議な下宿人」でデビュー。「吉祥天女」ほかで第29回小学館漫画賞を、「YASHA―夜叉―」で第47回小学館漫画賞を、「海街diary」で第61回小学館漫画賞および2013年マンガ大賞を受賞。現在は月刊flowersにて大活躍中(本データはこの書籍が

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